tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

胃ろうに思う : 124

5月16日(月)雨   退院267日 / 手術から349日                                  


復帰してから、起床時間は毎日5時50分。   


朝は6時50分に家を出て、職場には7時15分には既に着いている。
教員になって初めて部活動から退いたが、それでも帰宅はいつも7時過ぎ。
少しでもストレスフリーを心がけたいので
一刻も早く帰宅したいがそういう訳にもなかなか、、、。


うまく喋れないことのストレスは、
ほぼ上げ止まり?
「できない自分」
というものを少しずつ受け入れられるようになってきた。
                      



NHKプロフェッショナル仕事の流儀
いのちをつなぐ 2千人の食べる力を回復
食事介助のスペシャリスト  小山珠美さんに感動。      


小山珠美さんさんは
摂食障害の患者が、自分の口から、
すこしでも食べられるようになるためのリハビリを考えられている。
摂食嚥下リハビリテーションの重要性や
口から食べることの大切さを多くの場で訴え続けており、
そうした活動を始めてから20年近くになるそうだ。


1995年頃はちょうど胃ろうが普及し始めた時期。
口から食べられる可能性があり、食べたいという希望を持っていても、
胃ろうを選択する医療関係者が増えていくことに疑問を持つようになります。


“胃ろうのほうがリスクも少ないし、誤嚥性肺炎になったら大変だから”と、
簡単に口から食べることを禁止して、
患者さんから食べる楽しみを奪ってしまう。
“本来はリハビリによって、
患者さんの持つ可能性を引き出していくことが私たち看護師の使命のはずだ”
と憤りと情けなさを感じていました。
「過度な医療安全に走るあまり、
 口から食べさせることをやめさせてしまったことが、
 ひいては寝たきりを助長させ、
 食べたいという細やかな希望までも奪ってきたとも言えます」


「リハビリ専門病院では寝たきりで経口摂取は困難と診断された方が、
 段階的に摂食嚥下リハビリテーションを行った結果、
 食べられるようになり、
 歩いて退院される姿もたくさん見てきました。
 人間にとって“おいしく食べることがよりよく生きること”なのだと
 実感してきたからこそ、それを大切にした看護をしたいと思って 
 やってきました」



私も昨年の手術前に胃ろう造設術をうけ、
今もまったく使わないながらも胃ろうが残っている。
小山さんのすばらしい活動を知り、
いろいろと考えさせられた。


一時期は、口から食べることを諦めかけていたこともあり、
徐々に食べられるようになった時の喜びは
たとえようがないほどだった。


術1年半か2年して再発転移がなければ、
私の胃ろうは抜去されることになっている。
早くその日が来るといいな。



今夜のおやつ  \(^^@)/   シベリア、ビスケット2、コーヒー
口から食べることを頑張る!

×

非ログインユーザーとして返信する