tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

大切な地へ [139]

 7月12日(火)曇一時晴  退院して324日 / 手術から406日                                


いつも通り5時50分に起き、
いつものように朝食を摂り、
いつもと同じ6時45分に家を出た。
 
だけど行き先が違った。
職場ではなく、
幼い頃からの思い出がいっぱいつまった大切な地、
観音寺へ。 


どうしても今日行きたくなった。
どうしてなのか、自分でもよく分からない。



観音寺は、26年前に鬼籍に入った親父の故郷。
親父のおにいさんが家を継いで住んでいた。
4つ上の従兄弟がいて中学に上がるまでは、
夏休み、冬休みなど長期の休みになると
必ず1週間ほど泊まりがけでやってきていた。 
そのおじも父より数年早く亡くなっており、
そしていっしょに遊んだ従兄弟も10年前に若くして逝ってしまった。 
今はその従兄弟のお嫁さんが家を守っている。


途中職場へ連絡を入れ、お休みをもらう。
高速は使わず、想い出をたどるように下道を行く。


瀬戸内の海はいつも穏やかでやさしい。



最初に
菩提寺の西光寺へ。


墓の前にしばしたたずむ。
祖父、おじ、おば、従兄弟、、、。
懐かしい顔が思い浮かぶ。



一時は生きることさえ諦めかけていた自分が、
こんなに元気になりましたよ。
ありがとう。安らかに。
 
次に寛永通宝の銭形展望所に登る。
何度も来ているはずなのに、
ここからの眺めは見飽きることがなく落ち着く。
燧灘はいつも通り穏やかで、
沖に浮かぶ伊吹島が今日はかすんで見える。


銭形の砂絵をすぐ目の前にして、
琴弾公園の広大な松林の影でしばらく休んでから琴弾神社へ。
秋祭りのときだったか、
境内に立つ見世物小屋のお化け屋敷で
ろくろ首を見て大泣きしたのは、
もう半世紀近くも前のことだ。


最後に
おじの家やその周辺を歩く。
懐かしい。

      


 


ただひたすら懐かしい。
このあたりに漂う独特のにおいさえ昔のままだ。


ここにはいい想い出しかない。
懐かしすぎて涙が出そうだ。


      



帰りも下道を行く。


半日ちょいの、
My Sentimental Journey



今夜は昔買って涙しながら読んだ 
観音寺が舞台の
「青春デンデケデケデケ」
を本棚から取り出して読もう。



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