担当医 そしてうれしかったこと : 31
6月24日(水)入院55日 手術から23日
主治医のM先生はもちろんですが、
毎日診ていただく担当医のH先生に、私は全幅の信頼を置いています。
入院してから手術までの不安な期間も、
私を見かけるたびに気軽に声をかけていただき、
何気ないその一言一言がどれだけ力になったことか。
ですから、私はインターネットや他の方法で
自身の病気や治療についての情報を、あえて得ようとしませんでした。
そんな馬鹿なと言われるかもしれませんが、
First opinion こそがすべてでした。
余計な知識を持つことで、
信頼している先生や病院に対して自分の気持ちがぶれるのが嫌だったので。
毎日お世話になった入院患者用頭頸科診察処置室
手術以降も毎朝の診察は当然H先生を中心に診ていただくのですが、
夕方から夜にかけても毎日病室へ顔を出していただきました。
そのたびに、
喋れなくて筆談の私の不安や的外れな質問に丁寧に対応してくださいます。
これがまた安心できるのですね、すごく。
私にとっては、
H先生そのものがトランキライザー。
今日は手術が長引き、夜の8時半頃の来室でした。
そこで私の何気ない質問から一気に大きな誤解が解消され、
飛び上がりたいほど歓喜することに。
レティナが挿入されている気管孔について、
Q: 喉の穴はずっと開いたままなのでしょうか?
A: 7~8割の人が閉じます。
Q: えっ、閉じる? 私の場合は?
A: まだ若いということもあり、閉じる方向で考えています。
口から空気が採り入れられているし、つばも飲み込めている
ようだし、閉じても大丈夫でしょう。
これは本当に、ナマハゲ級のうれしさでした\(^O^)/
だって、手術前の説明で聞いた正式名称?が「永久気管孔」だったのですから。
その名前聞いたら、
誰だって一生喉に開いた穴とつきあうのかと思いますよね。
夕方になると、7階病室前から松山市街と更にその先の三津方面の海をよく眺めていた
ちなみに「レティナ」というのは、
気管切開を行って作った開口部を
ふさがらないように長期的に保存するための、穴に挿入する器具です。
でその喉に開けた穴はどうやって閉じるのかと聞くと
「ほっとけば1週間もすれば自然に塞がります」
ですと。
へえ、不思議なもんだわ。(O_O)