ある光景 あの方は、、、: 608
5月15日 (火) 晴 退院して997日 / 手術から1079日
暑かった。
県内のある市では30度越えの真夏日。
明日から来週にかけてずっと天気が崩れっぱなしなんだそうだ。
沖縄県の翁長知事が膵臓癌の切除手術を受け退院の記者会見。
リンパ節にも転移があり、ステージ2であったとも。
4月中旬に手術を受けその後リハビリをしてこられたとのことだが、
かなりやせられた姿が痛々しかった。
膵臓がんというと、
入院中8月のお盆前のある光景が思い出される。
リハビリ室でストレッチをしていると、
それまでにも何度かそこで見かけたことのある上品そうな高齢のご婦人が
たまたま出会った知り合いの人とひっそり話されている。
聞く気はなかったがついつい、、、。
「私、膵臓がんなのよ。
がんのなかでもいちばん難しいがん。
もうね、なるようにしかならないと思って、、、」
その後はあふれ出る涙で言葉にならない。
あれから早2年半。
あの上品で物静かなご婦人はどうされているだろうか。
厳しい現実から見事回復されて、
その後平穏でしあわせな日々を送られているだろうか。
ぜひそうあって欲しい。
そして
翁長知事においても、
どうか見事な回復を心からお祈りしております。