浄化と強化 : 636
6月16日(土)曇後晴 退院して1029日 / 手術から1111日
東儀秀樹さんのコンサートへ行ってきた。
全席自由席という田舎ならではのおおらかさというか緩さ。
せめて顔がはっきり見えるくらいのところに座りたいと、
開場45分前に会場へ着く。
篳篥(ひちりき)や簫(しょう)といった
平安の頃から変わることなく伝わる雅楽の楽器の音色は、
東儀さんの卓越した演奏技術によってさらに琴線に触れるようで、
ただただ深く感動した。
そしてアンコールで
ピアノとのアンサンブルの「仰げば尊し」には
思わず落涙しそうになった。
東儀さんが演奏家として追い求めているもの。
それは、
失われつつある日本固有の伝統的なものや
日本人の繊細な感性や美徳だということを、
彼の演奏やお話から十分理解することができた。
今日は東儀さんの演奏で、
魂が大いに浄化できた上に
さらには免疫力もきっちり強化されたはず。