tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

赦し : 677

8月1日(水)晴  退院して1075日 / 手術から1157日


葉月。
小さい頃からずっと夏が好きだった。
この季節は
海や山が身近に感じられて、
何か楽しいことが起こりそうな予感を抱かせてくれる。



2度目の手術から1157日、3年と2ヶ月が過ぎた。
ということは5年寛解まであと1年10ヶ月。
えっ? 1年10ヶ月?
改めて数字にしてみると、
その残りの少なさとともにこれまでの来し方が思われて感慨深い。


入院中や退院してからしばらくの間は、
再発転移はかなりの確率で起こるだろうという覚悟があった。
先が見通せない人生だとも。


そしてそんな状況で、
車のような高価なものなど望むべくもないと思っていた。
だが何事もなく3年が経過しここまで生き延びることができて、
そんなことも許されるのではないかと次第に考えるようになってきた。
まったく現金なものである。



「寛解」と言う言葉が
完全な治癒を意味するものでないことはもちろん知っている。
長期的なスパンで見て、医学的な治療の成果があったということを言うのだ。
まあ細かい解釈は置いといて、
まずは一般に言われる5年寛解を目指したいと思う。


  


「寛解」
英語ではどう言うのかと調べてみて、 “ remission ”  とあって納得。
さらに別の意味を目にしたとたん、あっと驚いた。 
  「減刑」
そしてキリスト教で
  「赦し」(ゆるし)


    

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