tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

安心感 : 692

8月22日(水)曇時々晴  退院して1096日 / 手術から1178日


雲間から日が差したと思ったら急に雨がパラパラ。
で曇ったり晴れたり雨降ったり。


小学生の時に、
日が照っているのに小雨がぱらつく日照り雨のことを
「狐の嫁入り」と言うことを知り、
得意になって友人に話していた数十年前の断片的な記憶が
ハンドルを握りながら唐突に思い出された。



今日はがんセンターの歯科受診。
自宅近くの歯医者でもいいのだろうけど、
やっぱり自分の口の中のことをよく分かってもらっている安心感が欲しい。


  


手術時に、左奥の下の歯数本を抜いているので、
実際の咀嚼で使っているのは右側だけ。
残っている歯を健常者以上に大切にしなければならない。


9月末の頭頸科、形成外科の診察の日に、
歯科も入れてもらって、
スケーリングとレントゲンで見えない部分もチェックもしてもらうことにした。


入院中、同時に最大7つの科で診てもらっていたことなども
今となっては苦々しくも懐かしい。
頭頸科、形成外科、歯科、消化器外科、皮膚科、リハビリ科、そして緩和ケア科。


              


今ではその時の無知を笑って済ませられるが、
緩和ケア科の医師がたびたび病室に訪れることで、
ああ、自分はそんなにも悪いんだと悲嘆に暮れていたことが
3年以上も昔のこととなりマチタよ。

この感情は : 691

8月21日(火)曇  退院して1095日 / 手術から1177日


海を見ると、
やっぱりかなしくなる。



それはお日様照りつける青空の下の海であってもだ。
ましてや曇りや雨の海となるとなおさらだ。


美しい夕焼けの海なんかを目にすると、
話す気なくなってすっかり無口になってしまい、
ただただもの悲しい。


            


 


            


なんなんだろうねえ、、、。
海にいるというロマンチックな状況の自分というものに
ただ酔いしれているだけなんだろうか。


持って生まれた “鬱” 気質とか育った環境因子も
きっと作用しているのだろうと思う。



悲しくなるんなら行かなきゃいいだろうという声も
多方面から聞こえてきそうだが、
それでもやっぱりまたすぐに行きたくなってしまうんだからしょーがない。


その海を前にしての感情を端的に言葉で表現するなら、、、
んーん、、「悲しい」でなくて「哀しい」だな。
“哀愁” かな。



なんか、郷ひろみさんみたいでかっこいいぞ \(^O^)/

納得いかない : 690

8月20日(月)曇  退院して1094日 / 手術から1176日


気が重くなりそうなくらいはっきりしない天気だが、
暑くないのでよしとしよう。
それにしても、
台風20号の行方が気になるところだ。
      


           

                       島根県出雲市の酒 重厚な飲み口              



「一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。」
「三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。」
「八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。」
「永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」  


よく知られた中国の古い諺だが、


釣りは行かなくなってもう15年は経つ。
一時期は憑かれたようにして海へ行っていたのに。



それにしても、
お酒の順位が低いのが気に食わん。


自分の中では
堂々の第1位なんだけどなあ。🍶🍷