tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

今のままでは、、、 : 635

6月14日(木)曇 退院して1027日 / 手術から1109日


花曇り。
時折雲間から弱い日が差す。


梅雨から夏にかけての雨は好きだ。
だからどうせなら梅雨らしく降ればいいのに。


  


同じ次期に舌がんを罹患し
そして同じ頃に手術をうけた人のブログが、
1年ほどずっと更新されないままだった。


最悪のことが起こったかと何度もそのことが脳裏をかすめた。
一方的だが
勝手に戦友のつもりでいただけに、
ずっと気になっていた。



それが
先週突然更新されたのだ。


タイトルは書かれた内容を予想させるものではなかった。
内容を読む前に少しためらい、
少しドキドキした。


で思い切って読み始めたその内容は、、、
病気のことはこれっぽっちも書かれてなくて、
遊びに関することを短く。



1年間の不安と心配はなんだったのか、、、。


ま、とにかく元気でよかったわ。


            


ブログを通して、
舌がんと必死に戦ってこられた方の訃報を
幾度か目にしてきた。
そのたびに
暗澹たる思いで胸が押しつぶされるような悲しみを覚えた。


人ごとではなかったから。


信じられないが、
最後の最後まで前向きに
そして周囲へのいたわりと感謝を忘れずに逝った人もいた。




どう死ぬかは
どう生きてきたかに依る。


だとすれば、
現在の自分に当てはめてみると
情けないがまったくだめだな。


そもそも、
どういう死を迎えたいのかということさえ
こわくて考えようとしないのだから。



1年ぶりの気まぐれともいえるブログのおかげで、
ついつい
あれやこれやと考えさせられることになっちまった。

思い出の恐怖感 : 634

6月13日(水)晴 退院して1026日 / 手術から1108日


昨日に続き
今日も西の空が見事な茜色に染まった。
遠く瀬戸内の島々がシルエットとなって浮かび上がる。


そんなときにカメラを持ち合わせていなかったのが残念だが、
でも、人生そういうもんだ。



3年前の今はというと、
2度目の緊急手術から12日目。
ようやくいちばんつらかった息苦しさが薄れ、
おぞましい幻覚からも解放され始めた頃だ。


壁や天井がグニャグニャと歪み始めたり、
壁に掛けた絵の中の景色が動き始めたり。
いるはずのない人の話し声や
挙げ句には歌声が聞こえたり、、、。


そんな状況に加えて不眠にも苦しんでおり、
夜が来るのが心底怖かった。


ひょっとして自分は、
このまま精神を病んでいくのではないかという
恐怖感さえありました。



そんな苦しい状況でさえ、
今となってはなんだか懐かしく思い出される。


それも
今が健康であればこそだな。

荒れてただけ? : 633

6月12日(火)晴 退院して1025日 / 手術から1107日


梅雨の中休み。
山々の緑が目に鮮やかだ。


    



米朝首脳会談で
世界は重大な変革の時を迎えようとしている。
でも我が国にとっては、
拉致問題の解決なくしてはその価値はないに等しい。


そして
金正恩という男がこれまでに行ってきた
数々の鬼畜の所行を思うとき、
そう簡単に信用するわけにはいかないと思うのだが。



 


ところで、
5月初めくらいからずっと気に掛かっていて、
一度がんセンターに飛び込み受診などもした
再建舌の状態が、
ようやく元のきれいなピンク色にもどってきた。


一時は血流不全でまた再建手術か!
などと真剣に悩んでいただけに、
ヨカッタヨカッタ。


でもいったいなんだったのか?
単なる酒の飲み過ぎで
荒れてただけだったりして (>_<)