tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

繰り出すことにする : 534

1月20日(土)   晴 退院して882日 / 手術から964日


朝方早くに両親、そして祖父母らご先祖様の墓参り。
大病してから、
墓参の機会が増えた。



左手人差し指の負傷からおよそ50日。
10日ほど前から傷口とその周辺の分厚く汚い皮膚が、
けっこう深いところから徐々に剥がれ始め、
見た目のグロさが見る見るなくなってきた。
だがそのかわり、
肉がぷっくりと盛り上がっている。


        


   

              


今日も墓参りから帰ってからギターを抱えて押弦してみたが、
やっぱりアカン。
我慢して弾ける痛さをまだ超えとる。


ああ、つまらん(×_×)



つまらんから
今夜、
重たいフルサイズの一眼レフ抱えて
外飲みに繰り出すことにする。

愛しい瞬間 : 533

1月19日(金)   曇 退院して881日 / 手術から963日


毎日毎日、
仕事帰りのこの瞬間が愛おしい。


玄関を開ける前から必死に吠える声が聞こえる。
ドアを開けた瞬間から、
それはもう全身で喜びを表し、しっぽがちぎれんばかりだ。


我が家の次男、プー。


       


ずっとずっと癒やし続けてくれている。
どこへ出かけるのもいっしょ。


そういやあ
4ヶ月にも及ぶ入院中も、
こいつと再会することばかりを考えていた。


家の中でも行くとこ行くとこについてくる。
でも触られたり抱かれたりはあまり好きでない。
ツンデレと言うのに近いな。


         


そんな次男も既に12歳。
人で言えば後期高齢者?


後ろ足も弱くなった。
白内障にもなりかけている。
そして寝る時間も昔と比べて多くなった、、、。



こいつがいない毎日なんて想像できないが、
でも、
そう遠くない先にその日はきっとくる。


それを思うと胸が苦しくなる。



どうか1日でも
元気で長生きしてくれよな。

おもしろうてやがて、、、 : 532

1月18日(木)   曇 退院して880日 / 手術から962日


BSで「寺内貫太郎一家」が放映されているの知り
そのあまりのなつかしさに腰を据えてじっくりと見た。
その昔
大好きで欠かさず見たもんだ。



古きよき時代のカミナリ親父を中心とする一家や、
彼らを取り巻く隣人たちとのふれあいを描いたホームコメディだ。


お決まりの会話が飛び交うユーモアたっぷりの食事シーンや、
貫太郎と長男(西城秀樹)との大喧嘩、
婆さん(悠木千帆)が沢田研二のポスターを見て身悶えしながら
「ジュ〜リ〜」なんて叫んでたな。


浅田美代子の下手くそな歌さえも懐かしい。



実際に放送されていたのは1974~75年とあるから、
もう40年以上も前になるのか、、、。
その頃の自分はどんなだったか。


 小林亜星 加藤治子 悠木千帆 梶芽衣子 西城秀樹   浅田美代子
   左とん平    由利轍       伴淳三郎


皆さんテレビ画面の中で若いな。
だが今となっては、
脚本を書いた向田邦子さんを始めとして
既に鬼籍に入られた俳優さんも多い。


見てるうちに
悲しくなってきた。


おもしろうて
やがて悲しき。