tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

腹が立つ : 772

1月10日(木)晴  退院して1238日 / 手術から1320日


スマートフォンのバッテリーが
そろそろ寿命のようだ。
朝100%の充電状態にしておくのだが、
まったく使わなくても夕方には10%台に。


使い始めてからもう3年半以上だからそんなもんか。
これを機に格安スマホに交換かな。
電話だの昨今言われるSNSといったものについては、
もともと斜め45度あたりから眺めていた口なのだ。
だから携帯なんて少々性能悪くてもまったく問題ない。


キャリアである大手電話会社の、
利用者をわざと混乱させて煙に巻くような複雑な料金体系や
2年縛りといったものに以前から腹が立っていた。
それに人目のあるところでスマホで無心にゲームに打ち興じるような勇気?
もないし、なにより
携帯眺めたりいじくりましたりするくらいなら、
見慣れた景色眺めていた方がよっぽどいい。


ただ、入院中だけはとてもありがたい道具だった。
なにしろ喋られないところへもってきて、
隔絶した中でスマホだけが外界との接点であったわけで。



大手キャリアスマホから格安スマホへ乗り換えるのにも、
契約違約金だの
そのままの電話番号を使えるようにするためのMNP転出手数料だの、、、


ああ、ますます電話会社のやり方に腹が立ってきた。



小6女子と勝負! : 771

1月7日(月)晴  退院して1235日 / 手術から1317日


お医者さんや看護師さんから、「そんなに食べられてそして話せるのはすごい」
と入院中や退院してからもよく言われてきた。


実際のところ、術後3年半を経過した今では、
苦労はあるもののよっぽど堅い物以外食べられないものはない。
会話も、相手に受容的な気持ちさえあればほぼ通じる。



思い返してみると退院して半年ほどの間は、
食事のたびに脂汗流しながらイライラして食べていた。
食べること自体がしんどく苦行だった。
電話や宅急便には、出るのが嫌で居留守をつかったりもしていた。
話すことが必要な買い物なども避けていた。


そのような状態であったことを思い返してみるにつけても、
自分なりにそこそこ頑張って、よくも耐え忍んだものよと、
ちょっぴり感慨深い。



だがだが自分としちゃ、まだこんなもんでは終われんという気持ちがある。
食にしても会話にしても、
まだまだ改善進歩の余地はあるかと。


実際、医学的見地からすれば、現状が回復の限界レベルなのかもしれない。
だがそんなこと眼中に入れず、
「リハビリの常識を超えてやる」くらいのつもりで闇雲にやってきた結果として、
医療関係者も驚きの今がある。
だからしばらくは、一般に言われている常識や限界は気にせず、
感じられないほどの微々たる進歩を期待しながら歩を進めたい。



退院して自宅に戻り、
出迎えてくれた隣家の柴犬チョコの名を呼ぶものの、
「チョ」も「コ」も音が出せず、暗澹たる思いをしたことを思い出す。
だが、今は不明瞭ながらも呼べる。
食べる速さも、退院時は小学2年の食の細い女の子並だったはずだ。
だが今では、おそらく5年女子と対等に張り合えるだろう。
なんなら6年生女子と勝負してみてもいいくらいだ。



まあ、
そんなこんなでたいへんなんですから。
でもまあ、
老いて尚、伸びしろがあるということは嬉しいことかもしれん。



尻子玉取られて思う : 770

1月5日(土)曇  退院して1233日 / 手術から1315日


三箇日明けのこの土日がありがたい。
ただ、いまだ正月気分抜けず、
「尻子玉」を取られるとは
かくの如き状態を指すのではないかというくらいにぼおっ~と過ごしている。


            


おとつい、帰省中の40年来の友人宅で酒を飲んだのだが、
彼は今年の11月で勤め上げた大企業を退職するとのこと。
再雇用の道もあるが、これまで忙しく働きづめの人生だったので、
先のことは「何も決めず」に何物にも縛られることなく過ごしたいのだという。


一方、自分の定年は来年3月末。
はぁ、長い。
長いが、そう決めた以上は恥をかかぬ程度にはやりたいと思う。



定年であったり、退職前の最後の1年であったり、
はたまた再雇用があったり、、、。
年齢的に人生の大きな過渡期である。


事に及んで慌てふためくようなことがないように、
悩み迷いながらも自らの意思で、
少しでも後悔せぬようにこれからの進むべき方向を決めていきたい。



我が駄ブログを訪れてくださっていて
卓越した文章力をお持ちのいざよいさんの今日のブログに、
「寒風の中で、蝋梅が咲き始めた。
 蝋梅の香りを嗅ぎながら、小さな幸せを感じられる人間でありたい。」
とある。


まだまだ欲まみれの人生であるけれど、
まさにそこなんだよなあ、理想とするところは。


俗物なりに「足るを知る」の境地に少しでも近づけていければいいなと、
アルコールまみれのふやけた頭で
少しだけ思ったりしてみまちた。