tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

奇跡的 そして グレー : 455

10月25日(水)  晴時々曇 退院して795日 / 手術から877日


退院して23回目の診察日。


これまでの診察日の降水確率、約85%。
けど今日は晴れた。


      


最初に11時半から形成外科。
口内や足の視診と触診し、まったく問題なし。


診察の最後に何か質問などないですかというので
ひとつ聞いてみた。
「お喋りはもうこれ以上改善しませんか?」
するとK先生
「まだまだよくなると思いますよ。
 リハビリ科や頭頸科のH先生とも相談しておきましょう」
さらに、
「でも〇〇さん、舌をほとんど取っているのに
 それだけ話せるというのは
 奇跡的ですよ。
 ほとんどはっきり聞き取れてますから」


K先生、「奇跡的」という言葉を2回使った。
すごくうれしい、、、。
またこれからの励みになります。



続いて頭頸科。
昼をはさんで13時の予約だったが、
形成外科が終わって程なくして呼び出しのベル。
担当医H先生、
ありがたいことによくこういう便宜を図ってくれる。


今日は口内視診と頸部エコーのみ。
だが、
残念ながら5月の診察時同様、
やはり右側のリンパに気になる腫れがあるとのこと。
腫瘍があったのは左側だったからその反対側に転移というのは考えにくい。
リンパ節郭清をするとリンパの流れが悪くなり、
それで腫れることもあるそうで、
念には念を入れて次回12月のレギュラー診察のひと月前、
11月22日にもう一度エコー検査をしましょうということになった。


H先生曰く。
「僕が念には念を入れて、
 と検査したらだいたいなんも異状ない、
 というジンクスみたいなものが僕自身の中にあるんですよ」


H先生の人柄が表れているようで、
やや緊迫した検査内容の割に
ほのぼのとした雰囲気の診察となり救われた。


         


                                            


5月以来、
なかなかすっきりさせてくれません。
流石 Stage4。


けれど、
下は向かない。

通院日のルーティーン : 454

10月24日(火)  曇時々晴 退院して794日 / 手術から876日


10日ほど続いた不順な天候も
台風が通り過ぎた昨日からようやく持ち直し、
久しぶりに秋らしい高い空の雲間から青空が見えた。
日中でもひんやりと肌寒い。



明日は退院してから23回目の診察日。

ゲン担ぎではないけれど
毎回高速使わず片道約55キロの下道を行き帰りする。


車内での音楽は、
グレゴリア聖歌と
アヴェ・マリア名曲集のオムニバス盤。


2年前の春に
がんセンターへ通うようになって以来、
下道を使うこととお決まりの音楽は、
祈りを込めたマイルーティーン。


途中お気に入りの農道や風景があり、
70分ほどの所要時間が
日常の雑事を忘れてあれこれ考えるのにもちょうどよい。



さあ、
勝負。

屁理屈? : 453

10月22日(日)終日雨 退院して792日 / 手術から874日


超大型台風21号が
四国沖を北北東へ進んでいる。
夜には和歌山や三重あたりに上陸するのだろうか。
ちなみに名前は LAN (ラン) だそうな。



25日にがんセンターで検診。
腹をくくっているつもりでも、毎回診察前はやはりどきどきする。
今回も何も異状なければいいが。


更に11月には女房の検診も。
自分と女房の分のふたつのはらはらどきどきが
今は交代で毎月やってくる格好だ。



最近検診が何事もなく終わると、
いつもきまって思うことがある。


術後2年半近くを無事に過ごせている自分は、
ある意味
健康であると思って安心して生活している人より、
却って安心なのではないかと。


なぜかというと、
CT ・ MRI  ・  PET-CT ・  エコー ・ X線
そして年間6回は行う採血、、、、その他。
CTやPETなどの医療被爆の問題はあるにしても、
自分は
それだけの詳しい検査を定期的に行っているのだ。


だから
健常だと思って油断しきっている人より
自分はある意味安心なのだ、、、と。



なんかオカシイ?