tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

海へ : 432

9月24日(日)曇 退院して763日 / 手術から845日


たまに海が見たくなると
カメラを持ち出して隣市の海へ出かける。


今日も朝早くに両親と祖父母らの墓参りを済ませて、
昼前に家を出た。


天気予報は終日晴れだったが、
すっきり晴れることなくほぼ花曇り。



曇天の海を見ていると
なんだか悲しくなってきた。
カメラの調子も悪く、
早めに帰ることに。


                                           



 啄木の歌に
    
    大という字を百あまり
    砂に書き
    死ぬことをやめて帰り来れり


 なんて悲しいのがあったな。
 ま、私は死にたいなどとは思っていないが。



     
帰路ふと思いついて、
旅情を感じることができるだろうかと
フェリー乗り場に立ち寄る。


このままフェリーに乗り込んで、
どこかへ行けたら楽しいだろうななどと、
子供じみたことを考える。


        

                                                


やっぱり海はいい。
また親しい友人らと海岸にテント張って、
焚き火しながら酒飲みたいな。

彼岸に匂う : 431

9月23日(土)曇 退院して762日 / 手術から844日


朝起きて新聞を取りに外へ出たら
いきなり金木犀が匂った。
昨夜仕事から帰ったときは気づかなかった。


この地方では、
誰にとっても
金木犀の香りとは
切っても切り離せないものがある。
それは
秋祭り。


祭好きは
胸騒ぎして落ち着かなくなるのだ。



                             

                  涼しくなり、プーも気持ちよさそうだ

   


彼岸花も数日前から咲いている。
暑さ寒さも彼岸まで。


最低気温が20度を下回るようになり、
朝晩は窓を閉めないと肌寒くなった。



免疫力を落とさないよう、
体温を下げないようにしないといけません。
まずは術後2年半の折り返しを、
次の目標とします。
あと2ヶ月。

緩 む : 430

9月22日(金)曇 退院して761日 / 手術から843日


やっとやっとの週末。


そして今は夜。
しんどい思いして働いてこその開放感。


金曜の夜ほど
精神と体が弛緩するときはない。


ゆったりとした気持ちで
焼酎の湯割りを呑んでいる。
つまみはマグロステーキ缶。


金曜の夜のこんな至福の時にこそ
NK細胞が活性され、
免疫力がアップするのだろう。


ほろ酔いで弾く
下手なギターの音さえ心地よい。



もうすぐ術後2年と4ヶ月。
今夜も酒が旨い。


ありがとうございます。