tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

疑惑のMRI : 399

8月14日(月) 曇 退院して722日 / 手術から804日


通院日にしては珍しく雨が降らないが、
秋雨前線の接近で崩れ気味。



退院して22回目の検診。


    


採血の後、MRI。


MRIはCTやPETなどと比べても、
遥かに圧迫感・閉鎖感が強い。
顔のすぐ上10センチくらいの所に顔を覆うカバーを置かれる。
CTは駄目だと言う人がよくいるが
そんな人がMRIを受けると、
多分2分しないうちに手に握らされたブザーのボタンを押すことになるだろう。


造影剤なしで15分、入れて10分を
凄まじい動作音と閉塞感の中微動だにせず堪え忍んだ。




で結果は、、、
「異常なし」デシタ。


だが5月のMRIに映った白い影が
今回もしっかりと映っている。
が、
「たぶん扁桃腺でしょう。それなら説明がつきます」とのこと。
半分転移を覚悟していただけに
安堵のため息が漏れる。


「女房のことがあり、
 今私が倒れる訳にはいかんとです」
に対し担当医H先生、
「これだけ予後よくうまくいっているのに、
 私も〇〇さんに倒れてもらう訳にはいきません」


先生、ありがとうございます。


                             帰路、霊峰石鎚山を遠く眺める


女房の入院中のプーのこと。
5月以来くすぶり続けていた自分の転移の疑い。
これでやっとどちらも片が付いた。


あとは女房の入院手術に向けて
集中して対処していける。



帰路のアクセルを踏む足も軽い。
西条市内のお気に入りの農道を走るが、
一面の裸麦畑。
味噌や焼酎の原料になるそうな。


今夜は焼酎で祝杯を上げようか。

どーかお願いします (_ _) : 398

8月13日(日) 晴 退院して721日 / 手術から803日


近所の家々から
普段めったに聞こえぬ子どもの声や赤ん坊の泣き声。
路上の県外ナンバーの車。
周辺の飼い犬までなにやら普段よりあつかましく吠え、
なんとなく全体にざわついている。


毎年繰り返されるお盆の光景だ。


      


我が家は、
昨年7月に母親が逝ったので新盆。
一昨日の早朝、
草刈りと墓参を兼ねて
静かに眠る父と母に会ってきた。
そして
いっぱいお願いしてきた。



昭和最後の64年に享年67で逝った父。
昨今の長寿の波に乗り
父よりは長生きしたいと願うのだが、
果たしてそれは可能なのだろうか。



明日、
グレーな部分ある中での
造影MRI検査。


オヤジにお袋、
じいちゃんばあちゃん、
そして両家の先祖の皆々様。



どーかお願い致します (_ _)

やっと晴れ間が : 397

8月12日(土) 晴 退院して720日 / 手術から802日


女房の入院、手術が決まってからずっと悩み続けてきたプーのこと。
やっと決まった。


ペットショップ、トリミング屋さん、ペットホテルなど
電話したり実際にお願いに行ったりもした。
またこのブログのコメント欄で、
「ペットシッター」というのはいかがですかと
有り難いアドバイスを戴いたりもしたが、
なにぶん田舎のことで該当なく行き詰まっていた。


                                                    


とにかく朝が早いことなどがネックとなり、
引き受けてくれるところなくほとほと困り果てていた


                                                           


が、
ついに救世主が現れた。


義兄である女房のお兄さん夫婦が快く引き受けてくれることになった。
地獄に仏とはこのことか!!
助かった!
ああ、ありがたや。
ああ、嬉しや。


              


ただ、
自宅から義兄宅までは約55キロ、車で約1時間半の距離。
金曜の仕事終わりにすぐに迎えに行き、
日曜の夕方にはまた預けに行くという、
非常に慌ただしくも悲しい日々が待ち受けている。
平日は預けっぱなしで会えない。
ああ、つらい、さびしい。
ああ、かわいそう。



でも
ペットショップやホテルの、
あの狭いケージに入れられっぱなしのことを思えば、
これがベストの選択であることは間違いないのだろうな。


       


まだ少し先のことだけれど、
こうなったら
1日でも早い
女房の回復と退院を祈るほかない。