tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

どーかお願いします (_ _) : 398

8月13日(日) 晴 退院して721日 / 手術から803日


近所の家々から
普段めったに聞こえぬ子どもの声や赤ん坊の泣き声。
路上の県外ナンバーの車。
周辺の飼い犬までなにやら普段よりあつかましく吠え、
なんとなく全体にざわついている。


毎年繰り返されるお盆の光景だ。


      


我が家は、
昨年7月に母親が逝ったので新盆。
一昨日の早朝、
草刈りと墓参を兼ねて
静かに眠る父と母に会ってきた。
そして
いっぱいお願いしてきた。



昭和最後の64年に享年67で逝った父。
昨今の長寿の波に乗り
父よりは長生きしたいと願うのだが、
果たしてそれは可能なのだろうか。



明日、
グレーな部分ある中での
造影MRI検査。


オヤジにお袋、
じいちゃんばあちゃん、
そして両家の先祖の皆々様。



どーかお願い致します (_ _)

やっと晴れ間が : 397

8月12日(土) 晴 退院して720日 / 手術から802日


女房の入院、手術が決まってからずっと悩み続けてきたプーのこと。
やっと決まった。


ペットショップ、トリミング屋さん、ペットホテルなど
電話したり実際にお願いに行ったりもした。
またこのブログのコメント欄で、
「ペットシッター」というのはいかがですかと
有り難いアドバイスを戴いたりもしたが、
なにぶん田舎のことで該当なく行き詰まっていた。


                                                    


とにかく朝が早いことなどがネックとなり、
引き受けてくれるところなくほとほと困り果てていた


                                                           


が、
ついに救世主が現れた。


義兄である女房のお兄さん夫婦が快く引き受けてくれることになった。
地獄に仏とはこのことか!!
助かった!
ああ、ありがたや。
ああ、嬉しや。


              


ただ、
自宅から義兄宅までは約55キロ、車で約1時間半の距離。
金曜の仕事終わりにすぐに迎えに行き、
日曜の夕方にはまた預けに行くという、
非常に慌ただしくも悲しい日々が待ち受けている。
平日は預けっぱなしで会えない。
ああ、つらい、さびしい。
ああ、かわいそう。



でも
ペットショップやホテルの、
あの狭いケージに入れられっぱなしのことを思えば、
これがベストの選択であることは間違いないのだろうな。


       


まだ少し先のことだけれど、
こうなったら
1日でも早い
女房の回復と退院を祈るほかない。


                           

取り返しのつかないこと : 396

8月11日(金) 山の日 晴時々曇 退院して719日 / 手術から801日


昨日で術後800日が経過したが、
ここ数日、
最初の手術で
舌を再建するために皮弁を採取した腹部の傷が
突っ張ってどうもいけない。
痛いというほどでもないのだけれど
寝ていても立ってても気になって仕方ない。


手術から2年2ヶ月も経過しているというのに、、、。
体にメスを入れるということは、
こういうことなんだな。


今はお腹が特に目立って気になっているけれど、
実際には腹部だけじゃなくて
エラから首、
そして肩周辺と、
突っ張り感というのか強ばりというのか
あまり改善はしていない。
ただ、その不快感に慣れただけ。


感覚が麻痺しているところも多い。


たぶん、
突っ張り感も感覚麻痺も、
これからずっとつきあっていかなければならないのだろう。


そう考えると、
やっぱり体を切るというのは
表面上の傷跡のことばかりでなく、
ある意味
取り返しのつかないおそろしいことなんだな。