tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

2年前の今日は : 332

5月25日(木)   晴  退院して641日 / 手術から723日


2年前の今日は
手術の前の日。


たいした恐怖感や緊張感を感じることもなく、
手術すれば
現状の苦しみから少しは逃れることができるだろうという
期待感の方が大きかった。


その頃は
もう1日中痛み止めに頼った生活だったな。
食事はおろか喋ることもつらかった。


舌のほとんどを失うことで、
まともに話せなくなることや
食べることにも障害が残るであろうという不安と悲しみはあったが、
もうただただ
主治医M先生の
命をつなぐために、
「まだ打つ手はある」
のひと言に望みを託すほかなかった。



そういえば、
消灯前に病室で
最後の「まともな声」を
スマートフォンのボイスメモで録音したこともまだ記憶に新しい。



  「ありがとう
          サヨウナラ
                 がんばるぞ」


Dangerous zone を超えた : 331

5月24日(水)   雨  退院して640日 / 手術から722日


PET-CTを受けてきた。


そして
やっぱり通院日は雨、、、。


                 


9時開始で20分前までに受付を済ませよとのことなので、
7時15分に家を出て途中部分的に高速を使い
8時15分がんセンター着。


                    


PET-CTはMRIよりも時間は長いが
騒音少なく目の前の閉鎖感もそれほどでもなく、
約40分くらいの間に数回、眠気で落ちそうになった。


11時半前には検査を終え、2時からの診察を待つために
待合室で本を開いたが
いろいろ考えてしまって集中できない。
最悪のことも想定して
腹をくくっているはずなのに、、、。



で、呼び出しのブザーが鳴ったのが
予定より10分早かったので少しうろたえてしまった。


診察室に入ってあいさつをしながら
PETの画像が視界の端に入るが敢えて見ないようにしていると、
H先生、
「長時間お待たせしてすみません。
 PET、何もなかったですよ」
と涼しい顔でおっしゃる。


先週のMRIで転移の疑いありとの診断があったので
今回ばかりは流石に覚悟していた。
Stage 4なんだから「やっぱりな」とも。


それで何もなかったといきなり言われたものだから
いっきに安堵感が押し寄せてきてとっさに言葉にならなかった。
「今回は半分以上は駄目だと、覚悟していました」
というと
「よかったですねえ」と先生もうれしそうに喜んでくれる。


先週のMRIのもやもやとしたものは扁桃腺炎などでも映るらしく、
PETでは映らなかった。
その点は今後も注意して見ていくことに。



これでどうやら、
術後2年という
最も dangerous な zone を超えられそうだ。


よかったよかった。


ありがとう。


明日、勝負 : 330

5月23日(火)   晴  退院して639日 / 手術から721日


先週水曜日の造影MRIで
転移を疑わせる結果。


それを受けての明日のPET-CT。


同検査の結果説明は通常1週間後になるのだが、
担当医H先生の計らいで
朝イチ9時からPET-CTを受けて、
なんとその日午後2時からの診察に間に合わせてくれることになった。


1週間も結果を気にして悶々と悩みながら過ごすなんてつらい。
そんな生殺しのようなことは嫌だ。
だからH先生には感謝。



明日は
最悪の結果もあり得ると、
ある程度の覚悟はしておかないといけないだろう。



いざと言うときに、
動じず
慌てず。
どれくらいそんなかっこつけられるかな、、、。



明日、
勝負。