5月20日（土)   晴　 退院して636日 / 手術から718日

本日2度目の更新。

今日の午後、
家から遠く離れた山中で
今までの人生であまり経験のないような
とてもいい出会いができて、
今も何だか気持ちが穏やかでいられる。

家にいるとついついぼぉーっとしてしまうので
昼過ぎからまた山中へ分け入る。

幹線道路から山の中へ入り込むこと約２０キロほど。
かつては集落があったが、今はまったく人気のないある場所に車を停める。

少し車道を歩いたところで
前方にかかる石橋のたもとのくずれかかった廃屋の日陰で
座り込んで休憩しているおばあさんを見つけた。
おばあさん以外には誰もいない。

ゆっくりと近づいていき「こんにちは」と言うと
実に穏やかないい表情であいさつを返してくれた。

しばらくお話をさせていただく。
聞けばなんと満90歳になるとのことだが、
わかりにくい私の言葉もしっかりと聞いてくださる。

なによりその
実にいい表情で遠くを見つめるような目つきで
上品に穏やかに語る様に
妙に惹きつけられる。
しんみりとしたり、妙にほっこりとしたり。
そして気持ちが穏やかに落ち着いてくるのだった。

かつては小学校もあって200人ほどいた住民も、
今はたった4人だそうな。
道路脇の商店であったろう廃屋がもの悲しい。

山のことや花のことなど
いろいろと教えていただいた。
そして話しているうちに
病気のことなどであれこれ考えたり悩んだりすることが、
なんだか馬鹿げたことのように思えてきて
とても力をいただけた気持ちになる。

もっと話したかったが長くなってもいけないので
15分ほどでお別れしたが、
「お元気で」に対して
「お気を付けてお帰りなさい。
　そしてまたおいでください」と笑みを浮かべてやさしく返してくださった。

こんな出会いもあるのだな。

できるものなら、
またお目にかかって話がしたいな。

今夜は、
いつも以上に平穏な心持ちで眠りに就けそうだ。

5月20日（土)   晴　 退院して636日 / 手術から718日

あまりに暇なので
パソコンに撮り溜めている写真を整理し始めた。
その膨大な数にうんざりしながらも、
懐かしいものもたくさんあって
しばし見入ったり思い出に耽ったり。

　　　　　　　　　　　 　東大寺のしかさんと

等持院（とうじいん）の達磨絵
京都市北区の臨済宗天龍寺派の寺院。
足利氏の菩提寺であり、足利尊氏の墓所がある。
達磨のように七転び八起きの精神で。

　　嵐山のあだしの念仏寺で見つけた。
　　すべておおいに当てはまる。情けない。

写真は去年の10月、術後1年４ヶ月。
仕事に復帰して半年の頃。

そのころは何をするにもまだまだ必死な部分が多くて、
精神的にかなり苦しかった。
それを思うと、
今は自然体でかなり楽にやれている。
精神面での社会復帰がかなり進んだのだな。

健康な体で
また京都などへ遊びに行けるといいな。

やっとやっとで
ここまで回復できたこの心と体。
水曜のPET-CTで
どーか異常ありませんように (_ _)

5月19日（金)   晴　 退院して635日 / 手術から717日

やっぱり駄目だ。

一昨日の検査以来、
やたらぼぉーっとしてしまっていけない。

落ち込んでオロオロするようなことはないけれど、
ついついあれこれ考えてしまう。

まあ、仕方ないわなあ。
ひょっとしたら、
大事に至ることになるもしれんのだから、、、。

だけど、
今は花金の夜。
気分は解放されて寛いでいる。

くよくよしていては
せっかくの
週でいちばんのゴールデンタイムなのに勿体ないのだ。

いまからこいつを楽しもうかな。

いろいろあっても、
やっぱり
やめられまへんな ヽ(^0^)ノ (^∧^)