4月19日(水)晴 退院して2817日 / 手術から2899日
今日は術後8年、
退院して45回目のがんセンター診察日。
血液検査、頸部~胸部造影CT、上部内視鏡などの諸検査と、
頭頸科、歯科、皮膚科の診察。
下道を使い約50km、75分の行きの車中では、
験担ぎも兼ねて今回もグレゴリオ聖歌が厳かに流れる。
最悪の結果になった場合の身の処し方などを、
あれこれとシミュレーションするのも今までと同じ。
何度回数を重ねても、
詳しい検査の前は嫌なもんだ。
特に今回は、
ひと月程前からひとつふたつ気になっていることもあり、
診察室に入る前の緊張感は大きかった。
で、診察の結果は、
胃に経過観察のポリープがある以外、まったく問題なかった。
ほんの少しだけ拍子抜けしないでもなかったが、
今回ばかりは安堵と喜びもひとしおだ。
これで今週末予定の外吞みで、また懲りずに遺憾なく美味い酒が飲めるわい。
それにしても、
ご夫婦でセンターに来られている方々の様子は、
正視に耐えないほど暗澹としたものだ。
こちらまで気が滅入りそうになるが、
どうか明るい展望が待ち受けていますように。
8年前の、主治医による “ステージ4” の告知の場面が甦る。