tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

愛犬とハナミズキ : 815

4月30日(火)曇後雨  退院して1348日 / 手術から1430日


この時代最後の1日は、
残念ながら朝から灰色の空に覆われ、
夕方には平成の時代を惜しむかのように雨が降り始めた。
新しい時代の始まりは、
できるものであるならば、新緑目にまぶしい麗らかな1日であって欲しい。



平成最後の1日は、
 ・DIYのお店でお買い物。
 ・ショッピングモール内にあるペットショップへワンを見に行く。
 ・コンビニで昼食のカップラーメンを買う。
 ・洗車及びワックスがけ。
 ・散歩途中のお近所さんのワンに、抱きつくなどしてふれ合う。
 ・ギターをかなり久しぶりに弾くも、そのあまりの下手さ加減に愕然とする。 
 ・ブログの更新。
 ・天皇陛下、退位のお言葉に恭しく聞き入る。
と、こんなところか。



実際の所、ほとんどの人にとって、
時代が変わっても結局はなにも変わりはしないのだ。
もし変わることがあるとするならば、それは自分の場合、
新しい元号を待たずに愛犬が虹の橋を渡ってしまったことで、
それまでと大きく生活のリズムが変化し、
気持ちの持ちようまでもが様変わりしてしまったことだ。
いなくなって、改めてその存在したことの意味を思う日々だ。



我が家では、
愛犬の死、そしてハナミズキの花の終わりとともに
平成という時代が終わりを告げた。


    

顔施 : 814

4月29日(月)曇後雨  退院して1347日 / 手術から1429日


昼過ぎてから、
しとしととやわらかく静かに降り続いている。
春の雨。



薄暗い和室で横になり、
樹木希林さんの本を読んでいる。


内容もだが何より、
表紙と背表紙の希林さんの写真に、
何度も見入っている。


  


美しいとかそんなことではなく、
ただ魅せられている。
なんとも穏やかでいい笑顔だ。


見ているこちらまで魂の安逸を得られそうなお顔。


                 


そんなことを思いながら読み進めていると、
本文中に希林さん自身がこの写真を初めて見たときに
いい笑顔の写真だなあと思い、
さらには
『仏教用語で「顔施」という言葉があると思うんですが、
 この顔を見たときに、フッと人が何かを感じるのであれば、
 人に何かを施したことになるだろうと』
と仰っている。



まさに私は今日、
希林さんの写真から「顔施」をいただいたのだ。

恨めしや : 813

4月28日(日)曇  退院して1346日 / 手術から1428日


連休2日目。
天気が恨めしい。


              


今日は昼過ぎから海辺でソロキャンプの予定が、
あいにくのみごとな曇天。
昨夜は寝付が悪くなるほどに楽しみにしていたというのに、、、。


今回は、
焚き火を前に酒池肉林の宴を繰り広げることと、
もうひとつやりたいことがあったのだ。
それは、星空撮影。
だが夜中に雨も予想されるため中止とした。
連休後半に、また気分が揚がれば行くとしよう。


   


明日の天気は下り坂のようだし、
何をしようかな。


午前中にタイヤローテーションをしてもらい、
あとは家で過ごすことになりそうだ。
ネットサーフィンに疲れたら読書かな。
そうだ、樹木希林さんの「一切なりゆき」があったはずだ。
久しぶりに、読書三昧なんていうのもいいかもしれん。


今日は少し冷えるし、
とりあえず今夜は焼酎のお湯割りだ。