tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

甦る場面 1 : 273

2月16日(木)晴  退院して543日 / 手術から625日


すっかり元気になった今でも、
入院の前や入院中のつらく苦しかったことが
よく脳裏に浮かぶ。


いや、
元気になったからこそ
かえって頻繁に思い出されるのか、、、。


熱いものが頬を伝いそうになるほど
うれしかったこともあるのだけれど、
つらかったことの方が圧倒的に多かったから
どうしてもそっちの方が蘇ることが多い。




まずは
がんセンターを初めて受診して
さらにその1週間後の診察の
告知の場面。



  妻と並んで椅子に座ってすぐに
  余計な前ふりなどいっさいなく、
  主治医から


   「悪性腫瘍
  
       舌癌


        、、、、、ステージ4  です」


  と感情を含まない冷静な声で
  診断結果が伝えられる。



その瞬間に、
妻が
顔を両手で覆い
小さく嗚咽の声を洩らす。



なぐさめようと
妻の背中へ右手を伸ばそうとしたのとほぼ同時に、
我々の後ろに立っていた看護師さんが
うしろから妻を両手で抱きかかえた。




今となっては、
薄いベールに包まれたような
少しずつ遠ざかる記憶、、、、



 


よかったこと 3つ : 272

2月13日(月)晴  退院して540日 / 手術から622日


べろのがんになり
舌のほとんどを失った。


その後
インド人もビックリ (°0°) !の不便さに
後悔し、
苛立ち、
そして悲嘆に暮れる日々からやっと抜け出た先に
ようやく
これでよかったのだと思えることも、、、。



一つ目
 口笛を吹けなくなったこと


二つ目
 舌打ちができなくなったこと


   口笛も舌打ちも、
   もともと自分が近くでされると不愉快だった。
   人に不快感を与えるものなら、
   できなくてもまったくノー・プロブレムなのだ。
 
三つ目
 うまく喋れないことで、言葉を発するとき、
 自然とひと呼吸置くようになった。
 「もう、うるさいなぁ。
  ちょっとうっとおしい!」
 思わずそんな言葉が口から出そうになるときも、
 ワンテンポ置くと
 出てくる言葉が少し丸みを帯びた違ったものになる。
 
 さらに、
 わざわざ言わなくてもいい余計なことを
 口にすることも少なくなった。


 


そのようなことから、
周囲にいる方々から私は
きっと
  
 「寡黙で、とても思慮深い人」
   
と噂されているに違いない \(^O^)/



  ヨカッタヨカッタ  (*^o^*)




がんになる理由 : 271

2月12日(日)晴曇  退院して539日 / 手術から621日


今から遡ること2年と1ヶ月、
市内の総合病院を
初めて受診する前に買い求めた本がこれ。

                             


死への恐怖と闘う絶望の日々の中で、
何らかの精神的な支えが欲しかった。


術後1年8ヶ月を過ぎ
精神的に多少の余裕ができつつある今、
パラパラと読み返してみる。


その中で
ガン医療の第一人者がこう書いている。


 「初めて聞く人はびっくりするかもしれませんが、
  ガンになる臓器と
  その人の性格や生き方は対応していることが多いのですよ」




ふーん、そうなんだ。
さて、それじゃ、
強情でややひねくれた我が性格と
そして
自分本位に過ごしてきた我が生き方が
どう相関してべろのがんを招いたのか、、、、。


自分が生きてきた過去の時間の中に、
必ずその理由があるということ。


十分に考証に値するテーマだな。
心に留めておこう。