tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

肩が痛い [165]

8月26日(金)晴    退院して369日 / 手術から451日


右肩が痛い。
ここ10日くらいずっと。


両リンパ節郭清の影響で
両肩に棒でも埋め込まれているようなつっぱり感は
もう馴染んでしまってそう気にならないが、
この右肩の痛みは気になる。


痛くて右手で背中もかけないし
ギターを弾くなど、
同じ姿勢を長時間保持したあとが特にひどく、
動かすときにちょっと気合いを入れないといけないくらい。


つっぱり感も痛みも、
リンパの流れが悪くなったせいなんだろうな。

そういやあ
手術時に切除した部分の病理検査の結果が出たとき
「切り取った舌だけでなく 
 取り除いたリンパ節67個をひとつづつすべて検査しました」
って先生が言ってたな。


まさか転移?
でも肩に転移なんて聞いたことないし、、、。



正直痛みそのものより、
ギターを弾く気が半減するのがつらい。



ちなみに最近は
「M」はほぼOK。
「未来予想図Ⅱ」は70%のでき。


どちらも
イントロ部分がなんとも切なくいい感じなんです♪♬




海を見に [164]

8月25日(木)晴    退院して368日 / 手術から450日


啄木の歌に
 
 「ゆえもなく海が見たくて海にきぬ
  
     こころ傷みてたへがたき日に」


とか、


 「砂山の砂に腹這ひ
 
     初恋の


      いたみを遠くおもひ出づる日」



なんていうのがあります。
心がつらくてたまらんかった。
そして
初恋のほろ苦い追憶にどっぷりと浸りたかった。


とかいうようなことはあまりなくて、


ただ海が見たくて
ふらっとやって来ました。



そんなことも
たまにはありますよね。


ああ、遠くへ来たもんだ [163]

8月24日(水)晴    退院して367日 / 手術から449日


昨年8月末に
4ヶ月にも及ぶ入院生活を終えて自宅に戻り、
お喋りの練習にと
15年ほど前に買った本を思いついて本棚から探し出したのが
この本、


齋藤孝さんの
声に出して読みたい日本語

ああ、なつかしい。


その中に
高校、大学生時分に愛読した
島崎藤村の詩がある。


   『初恋』
  まだあげ初めし前髪の
  林檎のもとに見えしとき
  前にさしたる花櫛の
  花ある君と思ひけり
     
  やさしく白き手をのべて
  林檎をわれにあたへしは
  薄紅の秋の実に
  人こひ初めしはじめなり


  わがこゝろなきためいきの、、、、
                以下略



読書に溺れるような日々もありました。
藤村に心酔し、
「夜明け前」ゆかりの地、中仙道に旅し
馬籠宿に宿をとったのは
大学2年の夏休みだったか。



ああ、
思えば遠くへ来たもんだ