tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

ツバキの花 : 780

1月27日(日)曇後晴  退院して1255日 / 手術から1337日


快晴。
空気はそれなりに冷たいが、
日の光や大気に、まるで春のような気配が。
ただ時折目にする早咲きの椿の赤い花が、
今がまだ冬まっただ中であるということを教えてくれる。
椿は大好きな花だ。


   


サザエさんも見た。
風呂も入ったし飯も食った。


ギター弾きたいけど、
玄関ドアの取っ手に打ち当てて、右手中指の爪を深く割っちまった。
伸びてきてまともな音が出るまでに1週間はかかりそうだ。
残念。


あとは焼酎で精神のガソリン補給するだけだ。



さあ、また5日間少しだけがんばってみる。

コメクイムシ : 779

1月26日(土)雨後曇  退院して1254日 / 手術から1336日


山の真ん中辺りにまで白いものが降りてきている。
日中も気温が上がらず、冷たい風が肌を刺すようだ。



平日の睡眠負債を取り戻すかのように、
1日中、ウトウトを繰り返しながら過ごす。
我ながらそのあまりにだらしなく微塵も生産性のない過ごし方に、
昔中学生の時に嫌いだった社会科の先生によく言われた
「米食い虫!」
の言葉がタイミング良く思い出される。


コメクイムシ、、、
難しい言葉で言えば「穀つぶし」ってことだわなあ。
あまりに懐かしいのと情けないのとで、
思わず笑ってしまいそうになる。


あの先生もおそらく既に鬼籍に入っておられるだろうなあ。



先生、
あなたがその昔おっしゃった通り
私は今も米食い虫であります。


申し訳ありません。

生き方と逝き方 : 778

1月25日(金)晴  退院して1253日 / 手術から1335日


大病してのち、よく思う。


残りの人生、
来たるべきその終焉の時までに、
いったいどういう日々があるのだろうかと。



手術から3年8ヶ月、今のところ何事もなく過ごせてはいるが、
いついったい如何なることになるか分からない。


最悪、病にもがき苦しみながら人生の旅を終えていくのか。
それともやりたいことやり尽くし、
たいしてつらい思いもせずに天寿を全うするのか。
はたまたボケまくって何も分からぬままに消え去るか。


それは誰にも分からない。
ただ、30年前に逝った父の享年67を越えることを
以前から漠然とした目標としており、今もそう願っている。
楽しいこともつらいことも含めて、
もうしばらく人生のさまざまなことを享受していきたいと思っているのだが。


 


どう生きてきたかはどう逝くかに通じ、
逆にどんな死に様であるかは、その生き様に依るのだとは
よく言われることだ。


もしそうであるならば、
いやそれはまったく真理なんだろうと思うと、
うーん、急に焦りを覚え始める。



どう生きるか、、、。


焼酎飲んであれこれ思う。