夏の終わり : 950
8月28日 (金) 晴後曇 退院して1834日 / 手術から1916日
お盆過ぎれば朝晩めっきり涼しくなり、
夏の暑さが和らぐ。
それを合図にしたかのように飛び交うトンボ。
赤トンボが朝晩の涼しげな風に漂い始めると、
秋の気配がいたるところで感じられるようになる。
つくつく法師。
海水浴客を拒むかのような土用波。
橙色の夕焼けと急に早くなったように感じる夜の訪れ。
気の早いコオロギの声。
早朝の、意外なほどの肌寒さ。
まったく希薄になってしまったそんな夏の終わりを告げる情緒。
急激な気候変動などにより、
昔ながらの夏の終わりはもう望むべくもないのかもしれない。
懐かしいね。
そんななぜかもの悲しい夏の終わり。