催涙雨 : 997
7月7日 (水) 曇 退院して2149日 / 手術から2231日
七夕に降る雨を
「催涙雨」と呼ぶことを知ったのは、
もう半世紀近くも昔のことだ。
誰かの文学作品だったと思うが、今となっては記憶が定かでない。
織り姫、彦星のうれし涙か
それとも別れを惜しむ悲しみの涙だったか、
それも忘れた。
それにしても、そんな夏の夜空のロマンスなど、
一気に押し流してしまうかのような近年の大雨。
まるで亜熱帯化した我が国の気候が
毎年毎年、国土の何処かで甚大な被害をもたらしている。
もう、想定外のことも想定しておかなければいけないのだろうな。
織姫、彦星の
これ以上の涙はもういらない。