感動と感謝 : 1011
1月3日(月)晴 退院して2347日 / 手術から2429日
明け方は冷え込んで
この地方では珍しく氷点下まで下がったようだが、
日中はぽかぽかと暖かい。
まるで絵に描いたような、光あふれ朗らかな初春の三箇日だった。
明日からアルバイトで働いている酒造会社での仕事始め。
できるもんなら働いたりなんぞせず、
とぼけた顔して呑気に過ごしたいもんだが、
昨年約3ヶ月ほどの完全プー太郎の経験から学んだことは、
労働しない毎日が日曜日という日々は、
ごはんが美味しくないということ。
そして、悲しいほどに酒が旨くないということ。
アルバイトとはいえ緊張したりストレス感じたり、
それなりの気苦労はある。
けれどそれが同時に刺激にもなっていて、
心身の緊張と弛緩のバランスが、ちょうど具合よく取れるのだと思う。
最終ステージまで進み、
一時は生きることさえ諦めかけていた人間が、
こうやって元気に働けているという感動。
そしてそのことへの感謝。
それらを忘れてはならぬと新年の決意も新たに、
今夜も明日からの労働への景気づけに
大いに酒を喰らう。