After you : 1012
1月16日(日)曇 退院して2360日 / 手術から2442日
この冬、平地では降雪さえ経験していないが、
遠く四国山地の山並みは白銀世界だ。
夕方になって日が落ちると、
霊峰石鎚山中腹のスキー場の灯りが小さく瞬いて見える。
新年を迎えてはや半月が過ぎた。
光陰矢の如し。
ふと、人生も終盤戦であることに思いが至ると、
こうはしておれんと腰を浮かし気味に慌ててみたりしてみるものの、
結局どうしていいのやら具体的な方策が見つかる訳もなく、
ひとつふたつ小さくため息などをつきながら,
難しげな顔して茶をすすってみる。
こんなにも人生を経験しておきながら、
精神の根幹的な部分で言えば
情けないけれど中学生くらいの頃と大して変わっちゃいない。
もうどうしようもないね。
せめてもと、新年心がけていることは、
After you.
人間、自分が自分がと、
自分のことしか考えていないときの顔は、
ほんとうに醜く見苦しい 。
自分は後回し。
まずはここから精神的な進歩を図りたい。