tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

尻叩かれる : 1022

5月15日(日)曇 退院して2479日 / 手術から2561日


愛知に住む友人が久しぶりに帰省。
昨夜は予定通り外吞みへ繰り出し、
2軒目はその友お気に入りの昭和ムード満載のスナックへ。
田舎でももうこんな雰囲気のあるお店はすっかり見かけなくなってきたが、
マスターは自分らと同い歳で話が合い居心地がよい。


  


自分はこの店に来るといつも必ず、
サザンの「希望の轍」をマスターに歌ってもらう。


 夢を乗せて走る車道 明日への旅 
 通り過ぎる街の色 思い出の日々


 熱く熱く こみあげる涙に
 たわむれの放射線
 揺れる揺れる 面影は哀しく


「たわむれの放射線」だなんて
意味が判然としないけど、桑田という人はまったく言葉の魔術師だね。



友との久しぶりの楽しく嬉しい時間はあっという間だ。
2年ぶりの再会で積もる話がたくさんあるというのに。


だがそうやって愉快に旧交をあたためている最中でさえ、
先日亡くなったコメディアンのことが時折脳裏をかすめる。
ダメだなあ、酒の邪魔してもらっては。



大企業を定年退職後は再雇用などに応じず、
この前は北海道の全海岸線を、24日かけて車で走ってきた、
などと旅行だなんだと好き勝手して呑気に楽しく日々謳歌している友を見てたら、
自分もまだまだこれからだと尻を叩かれる思いがした。
人生終盤戦なれど、
まだやりたいこといっぱいあるしな。
このままでは終われん。



うつむいていては ため息ばかり。
顔上げて 春風浴びて。

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