tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

「馬鹿の、、、」 : 1029

10月5日(日)雨 退院して2622日 / 手術から2704日


昨日までのまるで夏日のような暑さから一転、
今日は秋雨降る肌寒い一日だった。


秋の長雨。
そこはかとなくさびしい。




数日前から、
頭の中をカラコロと転がり続けている言葉がある。


死の数日前に、
猪木さんが長年親しくされている方を前に、
突然念を押すようにゆっくりと言われたという。


「馬鹿の一人旅」


その一言を発してしばらく沈黙の後、
猪木さんは満足げに、そして気持ちよさそうに眠りに落ちたとか。



それは、
死期を悟ったアントニオ猪木が、
これまでの自身の人生と旅立ちを自ら形容した言葉だったのかもしれない。


馬鹿がつくほどに愚直に、
自身の信念を貫き通した燃える闘魂の一人旅は、
あまりにも孤高。
そして輝かしい。




馬鹿の一人旅
   ばかのひとりたび
       バカノヒトリタビ
           baka  no hitori tabi


今も大きな余韻を放ちつつ、
頭の中を転がり続けている。


                  

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