tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

大切なものは、、、: 1034

12月1日(木)曇 退院して2678日 / 手術から2760日


〈大切なものは、いつだって、目には見えない。
 人はとにかく、目に見えるものだけで判断しようとするけれど、
 目に見えているものは、いずれは消えてなくなる。
 いつまでも残るものは、目に見えないものなのだよ。
 人間は、死ねばそれで全てが無に帰する訳ではない。
 目には見えないが、
 私はいつまでも生きている。おまえたちと一緒に生きている。
 だから、私に逢いたくなる日が来たら、手を合わせなさい。
 そして、心で私を見つめてごらん。〉


もう大方半世紀近く前の、
若くして亡くなった医師の遺稿集
『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』
の中で著者がフランスの有名な作家の言葉を引用して残した言葉だ。




人が死ぬということは、
その人が無になって遠く離れてしまうことではなく、
生前のその面影や声や笑顔、そして精神が、
忘れられない思い出として残った人の心の中で
「共に生きていく」ことなのだと。



そんなことを取留めもなくつくねんと思う
めっきりと冬めいた師走初日の昼下がり。


                          

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