母 逝く [140]
7月16日(土)晴 退院して328日 / 手術から410日
母親が逝きました。
入所施設から危ないと連絡を受け
すぐに駆けつけたが間に合わず。
到着したときには既に
体を綺麗にしてもらっている最中でした。
午前10時45分。
老衰。
満88歳。
うっすらと化粧をしてもらい
今までの疲れた顔が、
穏やかで綺麗になって、、、、。
幼い頃の母親との思い出が
脈略なく断片的に甦る。
一気に痴呆が進んだのは
昨年の春先に自分が入院してしまい
会えなくなってからだそうな。
すまなかったね。
最後の1年、
まともに顔を見せられなくて。
昨年の入院中
術後声を出せないときに、
母から自分の携帯に電話がかかってきた。
何日も。
何度も何度も。
耳がすごく遠くて電話なんかかけても聞こえないくせに、、、。
それも声の出せなくなった息子に。
長い沈黙、、、、、、。
すごくつらい電話だったな。
ようやく
25年ぶりに親父に会えるね。
ひとつだけ大きな孝行ができたよ。
それは、
お袋より先に逝かなかったこと。
元気になったから。
これからも頑張るよ。
かあちゃん。
ゆっくり
やすんでください。