tongue twister のブログ

2015年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

ICUでの2日間 : 17

2015年5月27日~29日


目覚めたり意識をなくしたりの繰り返しで、
明確な記憶というものがなく、すべてが曖昧。


どこかが痛んだという記憶もなく、
ただただ息苦しかったことを覚えています。


呼吸以外につらかったのは、
舌再建で移植縫合した血管保護のために、
2日間まったく首から上を動かせないことでした。
これは、朦朧とした意識状態の中にあっても、
精神的にも肉体的にも本当につらかったです。
ですので見える範囲は目玉の動く範囲だけ。
だから壁に掛かっている時計が見えず、
2日間で何度も看護師さんに筆談で時間をたずねたようです。


他につらいことと言えば、
「夢」でした。
いや、夢と言うより「妄想」と表現する方がいいかもしれない。
その内容が、思い出したくもない身の毛のよだつようなものばかりで、
しかも同じような夢を何度も見るのです。
おそらくそれらはICUの2日間だけでなく、
手術中からも見続けていたものだと思います。
そして不思議なのは、
一般病室に戻ってきてからも、結構長い期間同じような夢を見続けたことでした。


たぶんそれは、
痛み止めと、
そしてICUという無機質で日常とは全くの異質空間にいたこと、
そして限られた視界といったことが
絶対に関係していると、
後になって自分勝手に確信したのでした。


あと覚えているのは、
何かあった時のために呼び出しブザーのボタンを握らされているのですが、
朦朧とした中でも、
「これだけは絶対離さん!」
と死にもの狂いに思っていたことで
心細いんですね、すごく。気管切開して声を出せないだけに余計に。
ブザーが手から離れるたびに、慌てて指先でブザーを探すのでした。


他にもつらいことはけっこうあったと思うのですが、
たぶん痛み止めのおかげでぼんやりしてて、よく覚えてません。
でも、それでよかったというか、
そのような朦朧としたような状態ででもいないと、
あのICUでの2日間は絶対乗り切れなかったと思うのですね。



そんな二度と体験したくないと思っていた ICU。
しかし、
5日後に再び戻ってくることになろうとは、、、、。


残念っ!
ちっくしょ~!!


          

                  手術前日、病室前廊下から西に松山市街を眺める

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