友と会う : 187
10月2日(日)曇 退院して406日 / 手術から488日
親友と呼べる友人が3人いた。
「いた」と書いたのは
そのうちのひとりが、
27年前にまったくの唐突に、
病で急逝したからだ。
その友は今も
若々しい青年の姿そのままで私の心にある。
でもなんだかずるいな。
自分ひとり歳取らずにいるなんて、、、。
残りのふたりとも
大学卒業とともに就職で離ればなれになってしまい
今では正月や盆の休みで帰省した時に会うだけである。
それでそのひとりが遅い夏休みで帰ってきた。
警視庁に勤めており、盆休みがいつも世間とずれている。
今夜近くの中華料理屋で
2年ぶりの再会の祝杯を傾けた。
職業柄、彼もストレスの多い毎日を送っており
3年前には大腸癌の手術を受けている。
離婚も経験しており、
今年の12月でやっと養育費の支払いも終えるのだとか。
一般に養育費の支払いは途中で滞ることが多い中で、
そういう意味ではほんと、
誠実によく頑張ったな。
数年後に退職を迎えるが
それからは完全に帰郷することを考えているとのこと。
ああ
そんな楽しいことも待っているのだな。
この先に。
それまで自分も頑張って生き延びなければ。
別れ際に
今まで何十年もそんなことしたことないのに、
握手をして
さよならした。
少し照れくさくもあったけれど
なんだか
そうせずにはいられなかったのですよ。
CHABA(チャバ)
沖縄へ接近中