tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

ICUから個室へ そして、、、 : 23

2015年5月26日~6月1日


正月気分も抜け、
やっと過去をたどる闘病ブログの再開です。



5月26日9時から27日5時までの約20時間にも及ぶ手術の後、
ICUに2日間。


とにかく
頭を動かせないことと息がしづらいことがつらく、
そして寝ても覚めても悪夢と妄想に苦しむ2日間でした。
朦朧とした意識の中にあっても「一刻も早くここを出たい」
と念じ続けていたのを覚えていますが、
痛み止めの作用か、あとのことはあまりよく覚えていません。


その後重症患者用個室に移動したのが5月29日。
その部屋は処置室の真ん前の部屋なんですね、やっぱり。


     

                                                        手術から2週間後くらいに撮った写真です


個室に移ってからも頭を動かしてはいけないのは変わりなく、
これはほんとうに精神的にもつらかったです。
目玉の動く範囲だけの視野というのは限られていて、
これがかなりのストレスとなるのです。
このことはあとで触れる幻覚と、絶対密接な関係があると確信しています。


あと、痰が飲み込めず、
溜まると息苦しさが倍増されてすぐに看護師さんを呼ぶことになるのですが、
同病の方が口をそろえて言われているように、
気管孔からの吸引がこれまたつらいのですね。
でもやってもらわないと、なお呼吸が辛いしで、
15分に一度くらいの頻度でナースコールを押していたように思います。
1日に3回担当が変わるのですが、
どの看護師さんも嫌な顔を見せず、本当にありがたかったです。


悪夢・妄想は相変わらずで、
頻繁にいろんな幻覚に苦しまされました。
どういう幻覚かはまた後に書くことになりますが、
「自分はこのまま精神を病んでいくのではないか」
と本気で不安に思ったほどでした。


体の状態はと言うと、
たくさんの管が繋がれており、全部で7,8本?
人造人間のようで、ほんとすごいことになっていました。

          

手術数日前に、術後はこんな感じです、と説明用のプリント ダミー人形がとってもおそろしげ(O_O)


のどは気管切開されて、
カニューレというものが挿入されています。
息がそこから抜けて声を出せなくなった自分、
というものをまだ受け入れられず、
そのこともあってストレスがますます溜まっていきます。


両足には、血栓防止のために電動のフットポンプ。
シューシュー音を立てながら、24時間休みなく足裏をモミモミしてくれてました。


妄想の原因にもなったのでしょうが
痛み止めのおかげで痛みというものはあまり感じず、
ただただ動けないことと息苦しさとの戦いでした。


そんな状況にあっても、
個室2日目には看護師さん2人に助けてもらって立ち上がり、軽くその場足踏み。
3日目の6月1日には歩行器にもたれかかり
必死になってよろよろしながらも診察室へ歩いて行くなど、
順調な回復ぶり、と誰もが安堵する中、
その朝8時過ぎの診察で、あまりにも突然に信じられないことが、、、


寝耳に水
  青天の霹靂
     急転直下
       ALL of a sudden
             自失茫然


そんなバカな!!


自分の耳を疑いましたね
その時ばかりは。


今からすぐに緊急手術


ですって \(◎o◎)/!

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