tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

病理検査の結果 : 34

7月1日(水)入院62日  手術から30日


夕方、担当医H先生来室。
「病理検査の結果出ました。奥さんいつ来る?」
の問いに、一瞬凍りつく。


病理検査の結果は手術から4週間くらいかかると聞いていたが、
そのことについては、今日まで敢えて考えないようにしていた。


いや、考えなかったのでなく、
毎日があまりにしんどくて思う余裕がなかった、という方が正直なところか。


ただ頭の片隅には
常に抗癌剤と放射線による追加治療のことはあり、
それはもう既定のことなんだろうなというあきらめと覚悟があった。
                 


意を決して、
「どうでしたか」と聞いた。


一瞬の間がこわかった。



あれだけの大きな腫瘍にも関わらず、
 予想に反してリンパ節転移なく
 切り取った舌の断端は陰性で切り取れています。
 術前のリンパ節腫大は、反応性のものであったようで、
 浸潤形態も術前の予想に反して、強くない状態でした


以上の理由から、
 今回の癌に対する治療は、
 切除のみで完了とし、
 evidence(根拠)のない追加治療は行いません


   


一度は
諦めかけた命。


うれしかったです。本当に。
先生の説明を聞きながら
思わず涙がこぼれそうになりました。
目の前のH先生の姿が、ぼやけてました。



もちろん進行癌なので
この検査結果によって再発転移が絶対ない、と保証されるもものではありません。
今後も厳重経過観察が続きます。


ですが
これで体がしんどいのもがまんできます。


きついリハビリもよりがんばれます。



ほんとうに久しぶりに、安堵の気持ちで眠りに就けます。
今夜も「アヴェマリア」を聞きながら。


      


先生方
ありがとうございました。

×

非ログインユーザーとして返信する