2年前の今日は : 332
5月25日(木) 晴 退院して641日 / 手術から723日
2年前の今日は
手術の前の日。
たいした恐怖感や緊張感を感じることもなく、
手術すれば
現状の苦しみから少しは逃れることができるだろうという
期待感の方が大きかった。
その頃は
もう1日中痛み止めに頼った生活だったな。
食事はおろか喋ることもつらかった。
舌のほとんどを失うことで、
まともに話せなくなることや
食べることにも障害が残るであろうという不安と悲しみはあったが、
もうただただ
主治医M先生の
命をつなぐために、
「まだ打つ手はある」
のひと言に望みを託すほかなかった。
そういえば、
消灯前に病室で
最後の「まともな声」を
スマートフォンのボイスメモで録音したこともまだ記憶に新しい。
「ありがとう
サヨウナラ
がんばるぞ」