思い出すのもツラい : 336
5月29日(月) 晴 退院して645日 / 手術から727日
2年前の今日は、
頭頸科、形成外科、麻酔科、歯科合同による20時間の拡大手術の後
ICUで2日間過ごして、
個室に戻ってきた日。
ICUでは、
朦朧とした意識の中で
個室に戻ることばかりを思い、
悪夢にうなされながらも何十回も
看護士さんに日にちと時間を聞いていたようだ。
個室に戻れたことはうれしかったが、
想像を超えた苦しさはICUの2日間とまったく同じだった。
身の毛のよだつような悪夢、妄想、幻聴や幻視などの幻覚。
そして何よりつらかったのが
息苦しさと
縫合した血管保護のため、
寝たままの状態で頭を動かせないこと。
おまけに気管切開をしているために声が出せない。
苦しい状況を上手く伝えられないことからくるストレスも、
さらに状況を悲惨なものにした。
ただ唯一救われたのは、
不思議とたいした痛みを感じずに済んだこと。
これは痛み止めのおかげか。
でもその影響で
妄想、幻聴や幻視などの幻覚を招いたのかもしれないな。
とにかく、
ツラかった。