術後3週間目のころ : 346
6月9日(金) 晴 退院して656日 / 手術から738日
2回目の緊急手術から約3週間後の6月23日、
6月10日から続いていた抗生剤の点滴がやっと中止になった。
手術での喉の傷が感染症を起こしたための治療であったが、
1回1時間の点滴を
毎日1日4回。
これがなかなかのストレスになった。
動きが制限されるし、
なにより、痛みは一瞬のこととは言え
毎日4回も同じようなところに注射するのは嫌になる。
それ以外にも3日に一度は採血があったり
よく訳のわからん注射もあった。
あまりにうっとうしいので、
看護士さんが部屋から出て行くと
勝手に点滴の速度を速めていた。
だから、
感染を示す数値が下がり
抗生剤の点滴が終了することになって、
自由に動ける身となり本当に晴れ晴れとしたうれしい気分になった。
この頃
術後3週間経っても、
まだまだエラから頬にかけての腫れがひどく、
人前で顔をさらしたくなかったので、
病室のあるフロアー以外へ行かなかった。
点滴が中止になったこの日、
手術後体が楽になったら見ようと持参していたDVDを見た。
小津安二郎監督の「東京物語」
けど、その内容のあまりの切なさがたまらなくなり、
途中で見るのをやめてしまった。
そんなこんなの
術後3週間目ころ。