能天気にまた数年 : 4
1㎝四方の白いものを舌裏に抱えたま、
それから更に数年の年月が過ぎた頃、
たまたま新聞の記事で舌癌に関するものがあり、
その中に「白板症」という症状についての記述があった。
それによると、
「白板症の約10%が癌化し、前癌状態、、、」とあった。
さすがに能天気な私も、これには一瞬血の気がひいた。
それからしばらくネットで白板症について自分なりに調べた結果、
自身の状態も間違いなく白板症であると確信を得た。
そして、その後どうしたか。
普通なら病院へ行くのが自然であり、当然なのだろうが、
あろうことかそれをせず、
またもや様子を見ていくことにしたのである。
なぜなら、「約10%が癌化する」ということは、
9割は癌にならないということなのだから。
能天気もここまで来れば立派というか、すごいというか、、、。
要するに、
馬鹿だ。