tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

痩せてはならない! : 447

10月14日(土)曇 退院して784日 / 手術から866日


舌根部1/4のみを残し
ほぼ全摘に近い亜全摘である。


だが
お医者さんや周囲の予想を大いに裏切って
食べたり喋ったりしている。


そりゃ食べにくいし
本当の舌があった時ほど味を感じない。
そして
喋りは酔っ払いのようかもしれない。
でも食べる喜びを味わえているし会話もいっぱいしているのだ。



食べててむせたりなんぞ一度もないし、
術前に先生から「誤嚥して肺炎になることも、、、」
そんなことはまったくなくて、
どっかで食事してて私より咳き込む健康な人を周囲によく見かける。
食べるスピードだって、
今なら小学4年生の女の子になら勝てる自信があるほどだ。


初対面の人と話すような場面では、
「口の中を大きな手術をして上手く喋れないのですよ」
と前置きして
ほぼ困ることなく会話をしている。



そんな食事や会話に大いに関係しているのが、
再建舌のボリューム。


加齢によってその再建舌が痩せてしまったりすることはなく、
それよりも体重の増減が再建舌のボリュームを左右する。


だから痩せられない。
大きく体重を落とすと舌が痩せて
その分舌周辺に余分な空間ができてしまい、
発話するときに空気が漏れたり逆に溜めたりしにくくなる。


自分的にはもう少しボリュームがあった方が
話すだけでなく、
飲食にも好都合なような気がする。


だから今日も明日もあさっても、
一生懸命食べる。



私にとって食べることは、
Quality of Life
を上げること。

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