不満の手 : 710
9月14日(金)曇一時雨 退院して1120日 / 手術から1202日
術後3年も過ぎると、
あの苦しさと引き替えに身につけたはずの感謝の気持ちが薄れ
不平不満が我が狭量な精神に充ち満ちてくる。
そんなときに
その都度思い起こす詩がある。
「のせる」
不満の手に
どのように大きい恵みがのせられても
小さく 小さく見えましょう
感謝の手に
どのように小さい恵みがのせられても
大きく 大きく見えましょう
目ではなく心が見るのです
岡山県玉島の牧師であった、河野進さんの詩です。
入院中や退院してからの休職中に、
河野さんの詩によってどれほど魂の救済を得ただろう。
不満の手か、
それとも感謝の手を差し出すのか。
それは自分次第なのだ。
いっぱいあったはずの Cancer gift。
忘れてしまったんでは、
あんなにつらく苦しい思いをした甲斐がない。