29回目の勝負 : 718
9月25日(火)晴時々曇 退院して1131日 / 手術から1213日
明日は退院後29回目のがんセンター診察日。
形成外科、歯科、
そして血液検査、胸部X線、造影MRIの検査結果を待っての頭頚科診察と
そりゃもう大変です。
PET-CTがいちばん緊張するけれど、
MRIもなかなかだ。
そういやぁ昨年5月の造影MRIでは、
「転移を疑わせる所見あり」との診断を受け、
さらにその翌週には急遽PET-CTの検査を受けた。
結局「注意して観察していきましょう」ということで
今日まで何事もなくきているのだけれど、
いつなんどきどのようなことになっても不思議はないのだ。
なんたってステージⅣの進行がんですから。
ふだんはそのことが意識に上ることは少なくなったが、
ふいに思うことがある。
で不安になって少しオロオロしたりもする。
でも、
いろいろ思い悩むのは1日20分までと心に決めて
これまでずっとやってきた。
がんに罹患したり大病を患うと
ノイローゼになったり鬱病を発症したりということをよく聞くけれど、
幸い自分にはそれがなかった。
これが辛さの極限かと思うところまで来ても
そうはならなかった。
生まれながらの気質なんだろうかねえ。
先日「野菜党」さんのブログでも紹介されていた 良寛和尚の、
散る桜 残る桜も 散る桜
の句が、
妙にストンと腹におさまる今日この頃。
とかなんとか言いながらも、
散り際はきっと情けない醜態晒しそうだが、
ま、それも仕方ないか。
だって凡人だもの。