tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

29回目の勝負 : 718

9月25日(火)晴時々曇  退院して1131日 / 手術から1213日


明日は退院後29回目のがんセンター診察日。


形成外科、歯科、
そして血液検査、胸部X線、造影MRIの検査結果を待っての頭頚科診察と
そりゃもう大変です。


PET-CTがいちばん緊張するけれど、
MRIもなかなかだ。
そういやぁ昨年5月の造影MRIでは、
「転移を疑わせる所見あり」との診断を受け、
さらにその翌週には急遽PET-CTの検査を受けた。


結局「注意して観察していきましょう」ということで
今日まで何事もなくきているのだけれど、
いつなんどきどのようなことになっても不思議はないのだ。
なんたってステージⅣの進行がんですから。


ふだんはそのことが意識に上ることは少なくなったが、
ふいに思うことがある。
で不安になって少しオロオロしたりもする。


でも、
いろいろ思い悩むのは1日20分までと心に決めて
これまでずっとやってきた。


がんに罹患したり大病を患うと
ノイローゼになったり鬱病を発症したりということをよく聞くけれど、
幸い自分にはそれがなかった。
これが辛さの極限かと思うところまで来ても
そうはならなかった。


生まれながらの気質なんだろうかねえ。



先日「野菜党」さんのブログでも紹介されていた 良寛和尚の、


 散る桜 残る桜も 散る桜


の句が、
妙にストンと腹におさまる今日この頃。


とかなんとか言いながらも、
散り際はきっと情けない醜態晒しそうだが、
ま、それも仕方ないか。


だって凡人だもの。

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