見入る : 761
12月19日(水)晴時々曇 退院して1216日 / 手術から1298日
己が名をほのかに呼びて
涙せし
十四の春にかへる術なし
もう一度その頃へ戻れるとするならば、
今度はどういう人生を歩めるだろうか。
もう
あの頃から、
おおかた半世紀近くの年月が過ぎ去ってしまっただなんて、、、。
根本のところじゃ、
なんにも変わっちゃいないというのに。
まったくなんにも。
だが
鏡に映るその姿に、
当時の面影を見いだすことは難しい。
せめてその片鱗でもないかと
まじまじと我が姿に
じっと見入る。
ああ、
思えば遠くへ来たもんだ、っと。