1畳の幸せ : 902
2月9日 (日) 晴 退院して1633日 / 手術から1715日
放射冷却で、
朝方は体の動きがぎくしゃくするほど冷え込むが、
南向きの和室ではレースのカーテン越しに光が降り注ぎ、
しまいには暑くなってヒーターを切った。
気をつけてはいるのだが、数日前にまたやっちまった。
特に多いのが車や建物のドアの開け閉めの時だ。
今回は右手中指と薬指の2本の爪を折ってしまった。
折れ様にもよるが、
爪が伸びて弦にうまく当たり、いい音が出るまでに10日ほどはかかる。
中島みゆきさんの「糸」がいい感じに仕上がってきているのに、
残念デス。
それにしてもぽかぽかと気持ちよい。
こんな日を、冬日和、それとも冬晴れと言うのだったか。
なんだかうきうき楽しいことなども起こりそうな気さえする。
だが
このホットカーペットの上に、
いつもいっしょにいたあいつがいないことをふと思う。
その刹那、
言いようのない喪失感と悲しみが急に押し寄せてくる。
プーがいなくなって10ヶ月。
畳1畳大のカーペットの上の、
あの満ち足りた日々が愛おしい。