期待しつつ前のめりに : 1065
4月8日(月)曇 退院して3168日 / 手術から3250日
光は日、陰は月。
光陰矢のごとしとはよく言うけれど、
まったくその通りだ。
今日はプー、5度目の命日。
いまだにともに過ごした日々のさまざまを、
思い起こさない日はない。
振り返ってみれば、
奴が我が家にいた10数年という年月が、
自分にとっていろんな意味で人生の絶頂期であったかもしれない。
山中の観光施設で小遣い稼ぎを始めてもう少しで丸1年。
ほんとうに全国いろんな所から人がやってくる。
そんな中でも、ついつい高齢の一人旅の方に目が行ってしまう。
そしてそこから刺激を与えてもらっている。
自分もまだまだ負けてられんなと。
人生も終盤に差し掛かれば、
誰にだっていろんな予期せぬことが起こる。
だが、それが普通なんだと。
観光に訪れている老境に差し掛かった一人旅の方々を見ては、
ああ、この方の人生においても禍福いろいろあったのだろうな。
でもこうやって残りの日々を謳歌しようと遥か旅に出ている。
などと、失礼ながら好き勝手に妄想を逞しくしている。
大病をしてよかったとは言わないが、
大病を得て思わぬいいこともたくさんあった。
人生塞翁が馬とも言うではないか。
いつまでも
期待することを止めずに
前のめりな人生を歩みたいと思う。