tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

やっぱりいいことあった : 775

1月19日(土)快晴  退院して1247日 / 手術から1329日


みごとな快晴。
雲ひとつ浮かんでいない。
まるで暖冬を思わせるほどの陽気に
車のヒーターの温度を最低の18℃まで下げる。


朝からあまりに美しいお天気で、
なにやらいいことありそうな気がして
ふらふらとカメラかついで車に乗り込んだ。



いくつかの海岸を回り、
最後は夕方の斜光線が美しいお気に入りの河口へ。
ごくたまに車が通り過ぎるが、
聞こえるのは
満ち込みで押し寄せる波の音と海鳥の鳴き声だけ。


   


こんなきれいな景色を独り占めできて
やっぱりいいことあったのかな。



体も調子いいし
ほんとうにありがたいことです。


今年も
どうか無事でありますように。



喪失感 : 774

1月18日(金)晴  退院して1246日 / 手術から1328日


どなたかがご自身のブログで、
「いざよいさん」
が muragon から突如完全に出ていかれたことを嘆き悲しんでおられたが、
実は私もその中の一人だ。



あまりにも深い文学的造詣と哲学的思考とに裏打ちされた、
琴線に触れるような
あれだけの卓越した文を書ける方に出会う機会を得ることはなかなか難しい。
きっと長年そういった世界で生きてこられた方なのだろうと、
勝手に推察している。


去られてからすでに10日ほどは経つのだろうか。
その一つ一つが一個の優れた文学作品のような文章に
もう接することは叶わないのだと思うと、
今以て大きな喪失感に襲われる自分がいる。



いざよい様
どうか
お考え直してくださらないでしょうか?




初春に願う : 773

1月13日(日)晴  退院して1241日 / 手術から1323日


とうに松の内が明けているというのに、
昨日遅ればせながら、小雨に濡れながら初詣へ行ってきた。


自宅から国道を走ること30分ほどのところにある初詣としては初めての神社。
本殿へと長く続く濡れた石畳の上に、
ちらほらと朽ちかけたもみじの赤い葉が散っている。


誰に出会うこともなく参拝を終える。


境内を出て立ち止まる。
冷たいものが舞い落ちてくる空を見上げ、
ふぅ~、っと深いため息をひとつつく。


                          


                                     

                                 

                     


神様にお願いしたことはふたつ。
それは家内安全と健康。


結局はそれしかないのだね。
お願いすることは。




今日夕方テレビのニュースで、女優、市原悦子さんの訃報を知る。


高校生くらいから大人になっても慣れ親しんでいた、「まんが日本昔ばなし」での
淡々として味わいに満ちたあのナレーションは忘れない。


彼女は自身の著書の中で
「人生さびしいのは当たり前。
 でも、すがすがしく生きたい」と。
そんな生き方もあるのだと思わず考えさせられる言葉だ。
ぜひとも自分もそんな風に生きてみたい。



ご冥福をお祈り致します。