tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

忍者となれ寿司は、、、: 747

11月15日(水)晴  退院して1182日 / 手術から1264日


大病を患って後、
旅へ出たいとしょっちゅう思うようになった。
大袈裟なものでなく、1泊で行けるくらいのところへ。


退院してからの3年半足らずの間に、
宿泊をともなう旅と言えばどこへ行ったろう。
 兵庫 有馬温泉
 高知
 広島 尾道と鞆の浦
 鳥取と島根
そんなものか。


ありきたりな観光もいいが、
旅情を味わいながらのお酒を最大の楽しみとしている。



今行きたいと思っているところは滋賀県。
長浜、彦根、近江八幡、大津、、、、。
琵琶湖周辺のそれらは、
名前を聞くだに心惹かれる魅力的な場所だ。
旅情を誘う古い町並みもたくさんあるようだ。
石山寺、三井寺、延暦寺など訪れたい仏閣も多い。


それと以前から訪ねてみたいと焦がれているのが、
MIHOミュージアム。
ここは是非とも行かねばならないと思っている。



ただ滋賀へ行く機会を得たとしても、
甲賀の里の忍者屋敷へは絶対行かないし、
なれ寿司だけはご勘弁願いたいと思っている。    



精神の寛解 : 746

11月14日(水)曇晴  退院して1181日 / 手術から1263日


梶井基次郎に
『器楽的幻覚』という短編小説がある。


  「休憩の時間を残しながら席に帰った私は、すいた会場のなかに残っている女の人
   の顔などをぼんやり見たりしながら、心がやっと少しずつ寛解して来たのを覚え
   ていた。しかしやがてベルが鳴り、人びとが席に帰って、元のところへもとの頭
   が並んでしまうと、、、」


「寛解」
癌患者にとっては、
憧れの燦然と輝く馴染みのある言葉であるが、
病気以外に用いているのを初めて目にした。
それも文学作品の小説の中で。


            



自分の場合5年寛解まであと1年と半年余りであるが、
がんという病気は治療により「寛解」はするが「完治」はないとよく言われる。
5年たてば一応の治療効果があったとされるが、
再発や転移の不安は、
5年たったから、10年たったからといってゼロになるわけではない。


さて、自分の場合待ち焦がれたその日を迎えて後、
気持ち的にも
寛解と呼ぶにふさわしい精神的平安を得られるのかどうか。


体だけでなく気持ちの上でも、
寛解したことをふんだんに享受したいもんだわ。




トトロのバス乗り場 : 745

11月13日(火)雨曇  退院して1180日 / 手術から1262日


国道から山中に分け入ること十数キロのところに、
このバス停がある。


       


自分で勝手に「トトロのバス停」と名前を付けたのがもう十数年前。
それ以来お気に入りの場所の一つだ。


  


時刻表の看板の
後ろには祠。
右隣には小さな廃屋。
近くに人家は見当たらない。


 


トトロ感満載の妖しのスポット。