4月22日(月)曇 退院して3182日 / 手術から3264日 「恥の多い生涯を送って来ました」 太宰の人間失格の中のあまりにも知られた一文。 ことあるごとに、 その一文が我がことのように頭の中を駆け巡る。 これまでの我が人生、 恥に恥を上塗りするような日々の積み重ねであった。 記憶が甦る度に、 ... 続きをみる
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4月24日(水)曇 退院して3144日 / 手術から3266日 今日、退院してから47回目のがんセンター通院日。 今日も行きの下道約50km、1時間10分の車中は、 これまで通り、験担ぎではないけれど「グレゴリオ聖歌」が厳かに流れる。 血液検査、上部内視鏡、頸部~胸部造影CTといった検査後、 歯科... 続きをみる
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4月12日(金)曇 退院して3172日 / 手術から3254日 薄桃の花びらが散り急ぐように風に舞う。 散りゆく姿さえもこんなに愛でられる花を他に知らない。 朝方は少し冷え込むものの、 お日様が昇ると既に初夏を思わせるような陽気だ。 先日は車中では暑くて冷房を効かせた。 山中の観光施設でのお仕事は... 続きをみる
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4月8日(月)曇 退院して3168日 / 手術から3250日 光は日、陰は月。 光陰矢のごとしとはよく言うけれど、 まったくその通りだ。 今日はプー、5度目の命日。 いまだにともに過ごした日々のさまざまを、 思い起こさない日はない。 振り返ってみれば、 奴が我が家にいた10数年という年月が、 自分... 続きをみる
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12月14日(金)曇時々晴 退院して1211日 / 手術から1293日 やっとやっとで青息吐息。 ふう、金曜の夜だ。 この解放感は何ものにも代え難い。 引退したらこの至福のひと時はもう味わえないとするならば、 今年度限りの早期退職を選択しなかったということは そこの部分だけで言えば正解だったのか... 続きをみる
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12月7日(金)曇 退院して1204日 / 手術から1286日 西高東低の北風吹きつける やっと師走らしいお天気になってきた。 風に散った無数の山茶花の赤い花びらが 妙に艶めかしくて息を吞む。 明日は真冬並みの寒さとか。 朝がつらくなるが、 でもやっぱり12月はこうでなきゃいかん。 春みたいな1... 続きをみる
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Out of sight, out of mind ? : 1064
2月8日(木)晴 退院して3108日 / 手術から3190日 暦の上では春ですが、、、。 立春とは名ばかりの、、、。 春浅く、、、。 そんな時候の挨拶が思い浮かぶ如月の頃。 音もなく粛々と降る冬の雨は、 身も心もしんしんと芯から冷えるようで、 しんみりと寂寥感が募る。 「去る者は日々に疎し」... 続きをみる
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12月17日(月)晴時々曇 退院して1214日 / 手術から1296日 土曜の夕方前から 海岸キャンプをしてきた。 メンバーは 気象予報士のJさんと東北原付ひとり旅で酒飲みのNさんの3人。 このメンバーで冬キャンプは4度目だったか。 満点の星空の下、 遠く沖にタンカーや旅客船が過ぎ行く。 島々に... 続きをみる
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11月24日(土)晴 退院して1191日 / 手術から1273日 昨夜は以前同じ職場だった気が置けない友人2人と外吞み。 日にちが変わる頃までやり上げてしまったが、 今朝は二日酔いなどまったく感じず、 我ながらやるもんだわ。 悩みに悩み抜いた進退問題。 この1週間ほどの間に、 やっと... 続きをみる
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11月20日(火)晴 退院して1187日 / 手術から1269日 この数日揺れている。 気持ちが揺れに揺れている。 来年3月末までの今年度をもって早期退職すると 不退転の決意をもって決めたはずなのに、 諸般の事情というやつが 強引強力に横やりを入れようとする。 しかしもし更に1年働くとするなら、... 続きをみる
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11月30日(木)曇 退院して3038日 / 手術から3120日 山中での観光施設の管理の仕事を始めて、はや半年が過ぎた。 北海道から沖縄まで、全国各地からいろんな方々がやってくる。 ただ、老境に差しかかった方々の一人旅は、 一様にどこかさびしげで愁いを帯びている。 それは自分が勝手にそう見ている... 続きをみる
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10月30日(火)晴 退院して3007日 / 手術から3089日 日中はまだ暑い暑いと嘆いているうちに、 ようやく朝晩本格的に冷え込んできた。 今朝は8度台にまで下がった。 おお、さむい。 今日は敬愛してやまない先輩Tさんの一周忌だ。 1年前の今日昼下がり、 訃報の知らせが届いたときの驚きと悲しみ... 続きをみる
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12月26日(水)雨後曇 退院して1223日 / 手術から1305日 また雨。 診察日というと雨降り。 それもずっとお世話になってきたH先生による 最後の診察だというのに。 退院してから通算30回。 通院日の降水確率は少なく見積もっても85%はいくだろう。 担当医の頭頸科では、 ... 続きをみる
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12月12日(水)曇 退院して1209日 / 手術から1291日 冬らしい寒さが連日続いている。 冷え込むといろいろとつらいことも多いが、 それでも師走はやはりこうでなければ。 3年前の昨日、2015年の12月11日。 退院して111日目にして人生初のブログを立ち上げた。 きっかけは、 そのふた... 続きをみる
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12月4日(火)雨後曇 退院して1201日 / 手術から1283日 平成最後の『紅白』に サブちゃんが帰ってくるんだそうな。 5年ぶりの出演で「まつり」を歌うらしい。 毎年紅白は、 絶対と言っていいくらい見ていないし、 北島三郎さんのファンでもないのだけれど、 それでもなんだかうれしいのはなんで... 続きをみる
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12月2日(日)晴後曇 退院して1199日 / 手術から1281日 昨日今日と、 本当に師走なのかと疑いたくなるような暖かさ。 日中車に乗ろうものなら、 窓を少し開けたくなるほどだ。 睡眠時間が慢性的にずっと短いままだ。 若いころから睡眠は少なくても平気な方だったが、 こんな病気になり1年の休職... 続きをみる
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11月30日(金)晴 退院して1197日 / 手術から1279日 術後3年と半年経過。 術後2年までが特に危険なゾーンとされるが、 自分の中では 3年半過ぎれば少しは安心してもいいのではないかという、 根拠のない勝手な素人考えがあった。 とりあえずは安心。 今夜は祝杯だ。 まあふだんから祝杯だら... 続きをみる
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11月17日(土)曇後時々晴 退院して1184日 / 手術から1266日 大学の時の下宿のOB会が 今日から城崎温泉で行われている。 今回で3回目となり、 有馬温泉で実施された初回には喜び勇んで参加したが、 昨年の2回目は転移再発疑惑などもあって参加叶わず。 そして今回は体調は万全なのだが諸般の... 続きをみる
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11月13日(火)雨後曇 退院して1180日 / 手術から1262日 国道から山中に分け入ること十数キロのところに、 このバス停がある。 自分で勝手に「トトロのバス停」と名前を付けたのがもう十数年前。 それ以来お気に入りの場所の一つだ。 時刻表の看板の 後ろには祠。 右隣に... 続きをみる
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12月31日(日)曇時々雨 退院して3069日 / 手術から3151日 暖かい年末だ。 連日日中の気温が15度前後だなんて、 やはり身震いするほどの寒さでないと、 大晦日という雰囲気が希薄だ。 術後8年半が過ぎた。 10月の検診で、 今後PET-CTの必要はないでしょうとの担当医の言葉。 再発転移... 続きをみる
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The sun also rises on you. : 1059
11月10日(金)雨 退院して3018日 / 手術から3100日 大病を得て4ヶ月にも及ぶ入院生活を過ごしたのは、 もう8年も前のことになってしまった。 当時の一喜一憂の場面が事あるごとに思い出されて、今となってはなにやら懐かしい。 先日、入院に関わる各種書類をまとめて放り込んでいるクリアファイル... 続きをみる
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1月24日 (日) 雨後曇 退院して1985日 / 手術から2067日 昨日から降り続いた雨が、 ようやく今日の午後になって止んだ。 ただでさえ冬の雨は冷たくて悲しいのに、 よりによって土日に降り続くだなんてもうかなわんな。 午前中に思い立って書店へ行く。 特に目的の本はなかったのだけど、 昨年... 続きをみる
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12月25日(火)晴 退院して1222日 / 手術から1304日 明日は 退院してから30回目の診察日。 そして 担当医H先生による最後の診察日。 形成外科、歯科、そして頭頸科。 昨日、先生にお礼のお手紙も書いた。 万感の思いを込めつつも、 重くならぬように感謝の気持ちを込められたと思う。 明日... 続きをみる
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12月24日(月)曇時々晴 退院して1221日 / 手術から1303日 3連休最終日。 外へ出たのは夕方6時にプーの散歩のみ。 終日冬空らしく一面灰色の雲に覆われた空。 だが冬の寒さはなく、どうも年末という雰囲気が希薄だ。 あさって水曜日は、 この3年と8ヶ月間ずっとお世話になり、 全幅の信頼を... 続きをみる
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12月23日(日)雨時々曇 退院して1220日 / 手術から1302日 天皇陛下が 平成最後の誕生日会見で 今の心境をこみ上げる思いとともに述べられ、 共に歩んできた皇后さまと、国民に対して、 声を震わせながら感謝の気持ちを伝えられた。 これが最後の記者会見になるという思いで臨まれたとも。 「天... 続きをみる
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12月22日(土)雨後晴 退院して1219日 / 手術から1301日 ソロキャンプへ行きたかったのに雨。 明日も行けそうもない。 本当に好きな人は少々の雨でも決行するのだろうけど、 自分にはそこまでの根性と情熱がない。 来週26日に今年最後の、 そして ずっとお世話になってきた担当医H先生による... 続きをみる
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11月25日(日)晴 退院して1192日 / 手術から1274日 昨日までの数日間の冷え込みが、 まるで嘘だったかのようにぽかぽかと暖かい。 雲一つない空。 放射冷却とやらで明朝は冷え込むのだろうか。 間もなく術後3年半を迎えようとしている。 最も気をつける... 続きをみる
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11月15日(木)晴 退院して1182日 / 手術から1264日 大病を患って後、 旅へ出たいとしょっちゅう思うようになった。 大袈裟なものでなく、1泊で行けるくらいのところへ。 退院してからの3年3ヶ月足らずの間に、 宿泊をともなう旅と言えばどこへ行ったろう。 兵庫 有馬温泉 高知 広島... 続きをみる
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8月21日(月)晴後曇 退院して2937日 / 手術から3019日 昔はお盆過ぎればてきめんに朝晩涼しくなって、 夕方になると赤とんぼが風に舞い しみじみと秋の気配を感じたものだが、 近頃はいつまでも酷暑が続く。 風情感じられる昔の季節感などはもう望むべくもないのか、 などと沸騰気味の頭でぼんやり... 続きをみる
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4月19日(水)晴 退院して2817日 / 手術から2899日 今日は術後8年、 退院して45回目のがんセンター診察日。 血液検査、頸部~胸部造影CT、上部内視鏡などの諸検査と、 頭頸科、歯科、皮膚科の診察。 下道を使い約50km、75分の行きの車中では、 験担ぎも兼ねて今回もグレゴリオ聖歌が厳か... 続きをみる
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3月17日(金)雨 退院して2784日 / 手術から2866日 「祈る」ということについて、 もうひと月半も前に平戸や天草周辺の教会を巡り、 地元の人たちの飾ることのない素朴で敬虔な祈りの姿に接し、 加えて彼の地における壮絶な迫害の歴史にも触れ、 それ以来、あてどのない自問自答を繰り返している。 ... 続きをみる
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1月31日(火)晴 退院して2739日 / 手術から2821日 朝晩の冷え込みが、 毎日毎日こんなにも厳しかったことは自分の記憶にない。 野良のいぬねこたちが不憫でならない。 近所でよく見かける薄茶のニャンはこの寒さをどう凌いでいるのだろうか。 なつきさえしてくれれば。 ああ、かわいそうに。 若い... 続きをみる
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11月4日(金)晴 退院して2652日 / 手術から2734日 スマホに元の職場の先輩の訃報を知らせるSNS が届いたのは、 この前の土曜日昼過ぎのことだった。 その翌日の日曜に、 家族親族だけでお別れの会をするというので 日が落ちて暗くなった頃に会場へ伺い、 最後のお別れをさせていただいた。 そ... 続きをみる
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12月29日(土)晴時々曇 退院して1226日 / 手術から1308日 この冬いちばんの寒気団襲来で 全国的に強烈な冷え込みとなっているが、 説得、批判、叱責、嘲笑、無視その他いろいろある中で 昨日の昼過ぎから また懲りずに海岸ソロキャンプへ発作的に行ってきた。 自宅から30キロ弱の今治... 続きをみる
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11月14日(水)曇後晴 退院して1181日 / 手術から1263日 梶井基次郎に 『器楽的幻覚』という短編小説がある。 「休憩の時間を残しながら席に帰った私は、すいた会場のなかに残っている女の人 の顔などをぼんやり見たりしながら、心がやっと少しずつ寛解して来たのを覚え ていた。... 続きをみる
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8月22日(土)入院114日 手術から82日 睡 眠 23:00 ~ 2:00 2:30 ~ 6:00 朝の診察 9:05 のどの傷 カットバンも不要に 2分かからず 食 事 ・朝食 (レーズンパン、チーズ、カリフラワーサラダ、メロン、ヨーグルト) カフ... 続きをみる
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2015年6月1日~1週間あまりの頃 腹直筋からの移植再建舌が 血栓のために壊死。 そのために緊急手術では、 前回の再建に用いた組織すべてを切除し、 右足大腿外側からの皮弁(皮膚と皮下脂肪)を血管をつけて取っての再建となりました。 前回同様に、血管縫合は顕微鏡下での繊細な手術で、 実に13時間とい... 続きをみる
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2015年5月26日~27日 5月26日9時頃から始まり翌日の早朝にまで、 20時間にも及ぶ手術そのものは、 術中全身状態安定していたそうで、 先生や看護師さんたちには本当に申し訳ないけれど、 私にとっては本当に寝てるだけの、楽勝なものでした。 ただ、舌再建に移植し... 続きをみる
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2015年4月8日 病院へ行こう、と決めてからも、 気持ちや身辺の整理、仕事の片付け等ぐずぐずとやっているうちに、 ひと月近くが過ぎていった。 この頃になると、食事も会話も実際つらくて、 家人に心配をかけないように無理矢理食べ物を口に押し込む様な状態だったが、 食べる量はかなり減っており、 体重も... 続きをみる
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55年前の12月8日生まれ。 12.8は、真珠湾攻撃、そしてジョンレノンが暗殺された日。 四国は愛媛県で 英語の教師をやっています。 小学5年生くらいの時に、 CMか何かでビートルズの “Let it... 続きをみる
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1月24日(水)曇 退院して3093日 / 手術から3175日 目覚めてから何やら目映い気配に違和感を覚え、 カーテンを開けると一面の雪景色。 西風強く、瀬戸内海沿いの温暖なこの地域では珍しい寒々とした光景だ。 おかげで通常なら十数分の距離の歯医者へ行くのに、 40分もかかっちまった。 先週金曜は... 続きをみる
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1月17日(水)晴 退院して3086日 / 手術から3168日 新年早々から芸能界の方々の訃報が立て続けに届き、 北陸では何千年に1度という大災害。 間髪入れず飛行場ではまるで映画のワンシーンのような惨劇。 どうかこれ以上の悲劇が繰り返されることのない穏やかな年でありますようにと 心から願うしかな... 続きをみる
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10月24日(水)晴 退院して3001日 / 手術から3083日 もう10月も終えようというのに、 日中戸外でぞごぞと動いているとすぐに汗ばんでしまう。 車に乗るにもエアコンが要る。 暖かいでなく暑い。 その影響か、山の木々の色づきが遅れ気味のようだ。 猛暑に大雨。そして想定外の災害。 年々自然体... 続きをみる
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10月10日(火)曇時々晴 退院して2987日 / 手術から3069日 神無月を迎えた途端すっかり秋めいて、 日差しの強さはまだ残るものの、空高く空気が爽やかだ。 朝晩はめっきりと肌寒く、夏布団の下にタオルケットを重ねる。 彼岸花が儚くもその短い開花の時を終え、 黄金色に色づいた稲穂がたわわに実り... 続きをみる
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7月3日(月)曇 退院して2888日 / 手術から2970日 心の原風景ともいうべき美しい情景を、 今年も目の前にしている。 今にも降り出しそうな曇天の下、 田舎に在ることのしあわせを覚えながら 畦道にまんじりと立つ。 水田を吹き渡る風に 田植えされてほどない苗と背後の竹林がいっせいに揺らめく。 ... 続きをみる
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6月13日(火)曇 退院して2868日 / 手術から2950日 いかにも梅雨らしい不順な天気が続いているが、 昨日今日のように雨降らず曇天で蒸し暑いだけの梅雨は、 陰気臭くて不快なだけでどうもいけない。 降り続く慈雨、時に梅雨寒。 田んぼを吹き渡る風に雨蛙の鳴き声。 雨に濡れる紫陽花。 そして遠雷... 続きをみる
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5月9日(火)晴 退院して2837日 / 手術から2919日 五月病などとはまったく無縁の環境で とぼけた顔して日々呑気に過ごしているが、 それでも先のゴールデンウィークの後、 なんとなく憂鬱で気分が優れない、というか優れない気がする。 長年働いてきて、その頃の生体反応とかバイオリズムといったよう... 続きをみる
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4月28日(金)晴 退院して2826日 / 手術から2908日 遠く山々の緑が目に清々しくも美しい。 ふるさとの 山に向ひて 言うことなし ふるさとの山は ありがたきかな 啄木のこの歌が自然と思い起こされるのは、 いつもこの時期だ。 うっすらと霞む山々に時折目を遣りながら、 庭のヤマモモ... 続きをみる
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4月6日(木)曇時々小雨 退院して2804日 / 手術から2886日 桜は哀しくも散り際がいい。 はらはらと舞い散る姿に、短い命のその儚さが際立つ。 桜のいにしえからの異称に、 「徒名草」もしくは「仇名草」というのがあるが、 なんと大和心を揺さぶる言葉だろう。 今がまさに、 「桜吹雪」に「花筏」の... 続きをみる
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11月24日(木)晴 退院して2671日 / 手術から2753日 南に向いた和室の畳に寝そべり、読書三昧。 縁側のレースのカーテン越しに、柔らかく心地よい日差しが射し込む。 ここ数年、小説はあまり読む気にならなくて、 もっぱらエッセーばかりを好んで読んでいる。 少し前に、同郷の若い女性が芥川賞を受... 続きをみる
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6月24日 (水) 晴 退院して1769日 / 手術から1851日 今日も入院中の記録に目を通してみる。 6月24日の記録から ・途中数回目覚めるもいい感じで寝られた。 ・本日も顔のむくみと口内の腫れひどい。 首があまり曲がらないこともあるがまぶたや頬の腫れで、 自分のお腹をまともに見られな... 続きをみる
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8月24日(月)晴 昨日退院。 115日ぶりの自宅は何のストレスもなく 落ち着いた一夜を過ごせました。 この頃の体の状況は、 ・まだまだあごから首、肩にかけての ... 続きをみる
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8月21日(金)入院113日 手術から81日 睡眠 0:30 ~ 2:00 / 2:30~5:50 昨夜もイビキにやられて寝付かれず、眠りも浅い。 退院近く、気持ちに昂ぶりがあるのかもしれない。 朝の診察 9:00 口内診察 とカットバン張り替えのみ 2分 リハビ... 続きをみる
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8月6日(木) 7月28日に重湯ゼリーから始まった口からの食事は 8月5日に7分粥と3分菜へ。 翌6日には全粥へと 順調にレベルアップしていきました。 そしてその全粥が始まった日の診察で 担当医のH先生突然に、 「レティナはずしましょうか!」 (゜o゜;; (゜-゜) (O_... 続きをみる
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7月1日(水)入院62日 手術から30日 夕方、担当医H先生来室。 「病理検査の結果出ました。奥さんいつ来る?」 の問いに、一瞬凍りつく。 病理検査の結果は手術から4週間くらいかかると聞いていたが、 そのことについては、今日まで敢えて考えないようにしていた。 いや、考えなかったのでなく、 毎日が... 続きをみる
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2015年5月27日~29日 目覚めたり意識をなくしたりの繰り返しで、 明確な記憶というものがなく、すべてが曖昧。 どこかが痛んだという記憶もなく、 ただただ息苦しかったことを覚えています。 呼吸以外につらかったのは、 舌再建で移植縫合した血管保護のために、 2日間まったく首から上を動かせないこと... 続きをみる
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2015年5月26日 ついに手術当日。 9時からの開始で、15~20時間の予定。 心臓移植でもそんなに時間かからんのでは?などと思うが、 とにかく簡単な手術ではないのだろう。 なにしろ、頭頸科、形成外科、歯科合同の「拡大手術」というくらいだから。 6時起床。 すぐに病室のある7階通路の窓から景色を... 続きをみる
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2015年4月15日 がんセンター初受診。 午後2時からの予約だったが、1日年休をもらい仕事は休む。 自宅からほぼ50キロ。 下道を行くこと約1時間15分。 地元の総合病院を受診してからちょうど1週間が経過し、 その間に桜はほぼ散り終わり、道中の葉桜を見るにつけてももの悲しく、 気持ちが深く落ち込... 続きをみる
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どうしてこんなことになってしまったのだろう。 いつからこんなことになり始めたのか、、、。 今思い返せば、 舌の左裏側奥に少し違和感を感じた13年前の夏に、 それは既に始まっていたのだ。 痛みとまではいかない、 気にしなければその存在を忘れていられるくらいの違和感。 けど、時としてひょいと気になる。... 続きをみる