8月26日(月)曇 退院して3268日 / 手術から3350日 パソコンの不調により、 以前の投稿からふた月半ほども経ってしまった。 また突然シャットダウンしてしまわないかと戦々恐々の投稿。 126年間でいちばん暑い7月を経験し、 最高気温は36度などというのが当たり前の夏。 想定外のことがもう普... 続きをみる
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2月1日(土)曇後雨 退院して3427日 / 手術から3509日 雨がベランダを叩く音が聞こえ始めた。 しんしんと降る冬の雨は 寒さが心身にしみわたるようで。 5ヶ月ぶりの投稿。 今年の5月でようやく術後10年を迎えることになる。 6年目くらいからがんセンターでの検診が半年ごととなっているが、 も... 続きをみる
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6月14日(金)晴 退院して3195日 / 手術から3277日 夏に向かって暑くなりかけたなと 軽くため息などをついているうちに、 庭のシャラの木に涼やかな白い花がちらほらと咲き始めた。 別名は夏椿。 咲いているのは1日だけで、咲き終わると花首からぽとりと地面に落ちる。 桜以上に儚く哀しい花かもし... 続きをみる
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8月26日(月)曇時々晴 退院して1466日 / 手術から1548日 夏らしくない夏が終わろうとしている。 赤とんぼが秋風に舞い、 白百合が雑草に紛れて咲いている。 そして、 陽が傾くと聞こえ始めるツクツクボウシの鳴き声がもの悲しい。 この夏が、労働の現役として過ごす最後の夏。 来年は大好きな夏... 続きをみる
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8月23日(金)雨後曇 退院して1463日 / 手術から1545日 4年前の8月23日は、 4ヶ月近い入院生活を終えてようやく退院した日。 桜満開の頃の入院が、退院の頃には夏が終わろうとしていた。 病状は確かに非常に困難な状況だったけれど、 まさか丸々2つの季節を病院で過ごすようになるとは思わな... 続きをみる
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8月19日(月)雨後曇 退院して1459日 / 手術から1541日 お盆に、 愛知と東京で働く友人が同時に帰省した。 この3人が集まるのはどれくらいぶりだろう。 多分15年以上も前のことだ。 本来ならもう一人いたはずなのに、 彼は30歳を少し超えたばかりのところで、いきなり逝ってしまった。 だか... 続きをみる
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10月6日(日)曇時々晴 退院して1507日 / 手術から1589日 昨日までのように窓を開け放っていると、 秋風がレースのカーテンを揺らす。 日が落ち始めると肌寒くなり、南向きの窓を締め切った。 やっと本格的な秋か。 また新しい週が始まる。 サザエさんも見たし、ぽつんと一軒家も見た。 明日に向... 続きをみる
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9月29日(日)晴時々曇 退院して1500日 / 手術から1582日 『悲しき玩具』の中で 新しき明日の来るを信ずといふ 自分の言葉に 嘘はなけれど と啄木は歌った。 先の見えない貧困と闘病の中での、彼の悲しみが垣間見える。 我が来し方をざっくりと3つに割り振るとす... 続きをみる
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9月17日(火)晴 退院して1488日 / 手術から1570日 日曜出勤したので、今日もお休み。 流石に朝晩は過ごしやすくなり、 朝方などは窓を開け放って寝ていると、タオルケットだけでは寒くなってきた。 暇に任せて、来年3月退職までの出勤日数を数えてみたりした。 そうしたら、なんとあと140日余... 続きをみる
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9月6日(金)晴 退院して1477日 / 手術から1559日 残暑厳しく、 夏本番の頃を凌ぐような日差しの強さ。 だが見上げると、 空の青さや雲の様子はすっかり秋のそれに。 夕刻前になると、たくさんの赤とんぼが風に吹かれて飛び交っている。 今夜はこれから外吞み。 最初の1杯目のビー... 続きをみる
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8月22日(木)曇時々晴 退院して1462日 / 手術から1544日 スカッと目も眩むような青空を見ないままにお盆を迎え、 そしてさらに、 モクモク綿雲真っ白の入道雲さえも見上げることなく、 夏そのものが終わろうとしている。 日曜日には、河口であかとんぼが群れなして飛んでいるのを見た。 家の前の... 続きをみる
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8月14日(水)雨 退院して1454日 / 手術から1536日 大型台風10号がのろのろと北上しており、 このままいくと明日四国地方に上陸しそうだ。 予想される雨量は1,000mmだなんて、ああおそろしい。 どうか悲惨なことになりませんように。 夏らしい夏を見ることなく、お盆入り。 青空のない夏... 続きをみる
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10月25日 (日) 晴 退院して1892日 / 手術から1974日 ザコツシンケイツウ、絶不調。 夜中に痛みで目覚めるようになってしまった。 どこにも行けず、 抜けるように澄み渡った秋の空が、かえって恨めしい。 昨日くらいまではひとつふたつあった痛みが薄らぐ体勢も、 今日はどれほどの効果もなく... 続きをみる
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7月19日 (日) 曇後晴 退院して1794日 / 手術から1876日 今夏でいちばん暑かった。 最高気温は31度越え。 ビールがいっそう美味い夏は大好きなんだが、 青空のない日照不足の夏はだめだ. 猛暑日だろうと何だろうと、 お日様と入道雲が ふたつセットで青空を背景に浮かんでいて欲しい。 さ... 続きをみる
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4月8日 (水) 晴 退院して1692日 / 手術から1774日 春霞 花粉症 春の嵐と桃色の花吹雪 朝晩の肌寒さと日中のまぶしい日差し 今、目の前にある春は、 ウィルス騒動を除けば、 昨年までのそれとなんにも変わっていないようであるが、 実はまったくの別物だ。 時間がゆったりと流れていく。 何... 続きをみる
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2月8日(土)晴 退院して1632日 / 手術から1714日 2週間ぶりのブログ。 退職まであとひと月半余り。 これまでの日々が思い出されて名残惜しくてならない、 なんてことはまったくなくて 来たるべきその日までの日数を一日千秋の思いで指折り数えている。 でもついにその日を迎えたら、 少しはさみ... 続きをみる
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10月10日(木)晴 退院して1511日 / 手術から1593日 午前6時40分、車の外気温計は14度まで下がる。 そして日中の最高気温は25度。 蒸し暑い日が続いていたが、秋が突然一気に押し寄せてきた。 涼しくなったのは嬉しいが、 週末にかけて迫り来る、猛烈な台風が心配だ。 この時期、美しい夕... 続きをみる
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9月25日(水)晴時々曇 退院して1496日 / 手術から1578日 退院して33回目のがんセンター通院。 いつものようにグレゴリオ聖歌を聞きながら、 約50キロの道のりをあえて下道を行く。 朝9時過ぎに着き、諸検査と3つの科を受診して、 ようやく会計を終えたのが15時前。 血液検査、胸部X線、... 続きをみる
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9月24日(火)曇一時雨 退院して1495日 / 手術から1577日 明日は退院して33回目のがんセンター。 採血、胸部X線、頸部造影MRI,形成外科診察、頭頚科診察、歯科と続く。 MRIは何度経験しても嫌なもんだが、どうせなら頸部だけなんて言わずに、 上半身全部精査してくれればいいのになどと、... 続きをみる
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9月15日(日)晴 退院して1486日 / 手術から1568日 今日は教員生活最後の運動会。 昔なら秋晴れの中、というところだが、今は毎年酷暑の中での実施だ。 しかし今日も暑いには暑いが、やっぱり秋だね。 熱気が夏のそれのように粘りつかない。 空気が鼻腔を通りやすいとでもいうのか。 日が傾き始め... 続きをみる
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9月10日(火)晴 退院して1481日 / 手術から1563日 あ つ い。 遠く瀬戸内の島々の上空に、 つい見入ってしまうほどの美しい入道雲が東西に連なって浮かんでいた。 日中の暑さは、残暑なんて範疇を超えている。 些末なこといっさい忘れて、 昼間っからキンキンに冷えたビール飲めたらどんなにい... 続きをみる
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9月8日(日)曇時々晴 退院して1479日 / 手術から1561日 昨日夕方、 自宅近所の田んぼのあぜ道で 彼岸花がぱらぱらとまばらに咲いているを見かけた。 ここ数日残暑と言うには厳しすぎる暑さが続いているが、 そんな中にあっても自然は確実に移ろっているのだなと、 自然の摂理の偉大さを思わざるを... 続きをみる
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9月1日(月)曇時々雨 退院して1472日 / 手術から1554日 長月。 長雨月 ながめつき の呼び名もあったか。 ぐずついた天気が続いているが、 今のところ残暑など無縁の夏の終わり。 もういまさら暑くなんてならなくてよいです。 &nbs... 続きをみる
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8月29日(木)曇一時雨 退院して1469日 / 手術から1551日 九州北部が大変なことになっている。 毎年日本のどこかで豪雨災害が起こり、 ほぼ亜熱帯化した日本では、 もうそんなことがどこで発生しても不思議ではないのだな。 4年前に4ヶ月近く入院した中で、 いまだに余韻を残すある光景。 緊急... 続きをみる
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8月8日(木)晴時々曇 退院して1448日 / 手術から1530日 明日、故あって岡山県の高梁市(たかはし)へ行く。 すべて高速を使い瀬戸大橋を渡って、 およそ2時間半くらいの自動車旅。 人口3万ちょいの歴史情緒あふれる町と聞く。 寅さんの撮影なども行われたこともあるようだ。 ベンガラで赤く染め... 続きをみる
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8月7日(水)曇時々晴 退院して1447日 / 手術から1529日 愛知で働く中学以来の友人から、 「会社へ行くのもあと9日になりました」と昨日メールがあった。 そうかついにそんな日がやってくるのだなと、 自分自身の8ヶ月後の退職のことなども思われて なにやら感慨深い。 いっしょに海へ山へと全力... 続きをみる
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7月17日(水)曇一時雨 退院して1426日 / 手術から1508日 迂闊だった。 母の3度目の命日だということを、 昨夜寝床に入る少し前に唐突に思い付いた。 しまった。なんてことだ。 今日になっても微かに自責の念。 だがよくよく考えてみると、 仮に早い段階でそのことを思い出していたとしても、 ... 続きをみる
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4月22日(月)曇 退院して3182日 / 手術から3264日 「恥の多い生涯を送って来ました」 太宰の人間失格の中のあまりにも知られた一文。 ことあるごとに、 その一文が我がことのように頭の中を駆け巡る。 これまでの我が人生、 恥に恥を上塗りするような日々の積み重ねだった。 記憶が甦る度に、 思... 続きをみる
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Out of sight, out of mind ? : 1064
2月8日(木)晴 退院して3108日 / 手術から3190日 暦の上では春ですが、、、。 立春とは名ばかりの、、、。 春浅く、、、。 そんな時候の挨拶が思い浮かぶ如月の頃。 音もなく粛々と降る冬の雨は、 身も心もしんしんと芯から冷えるようで、 しんみりと寂寥感が募る。 「去る者は日々に疎し」... 続きをみる
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1月24日(水)曇 退院して3093日 / 手術から3175日 目覚めてから何やら目映い気配に違和感を覚え、 カーテンを開けると一面の雪景色。 西風強く、瀬戸内海沿いの温暖なこの地域では珍しい寒々とした光景だ。 おかげで通常なら十数分の距離の歯医者へ行くのに、 40分もかかっちまった。 先週金曜は... 続きをみる
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1月17日(水)晴 退院して3086日 / 手術から3168日 新年早々から芸能界の方々の訃報が立て続けに届き、 北陸では何千年に1度という大災害。 間髪入れず飛行場ではまるで映画のワンシーンのような惨劇。 どうかこれ以上の悲劇が繰り返されることのない穏やかな年でありますようにと 心から願うしかな... 続きをみる
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8月21日(月)晴後曇 退院して2937日 / 手術から3019日 昔はお盆過ぎればてきめんに朝晩涼しくなって、 夕方になると赤とんぼが風に舞い しみじみと秋の気配を感じたものだが、 近頃はいつまでも酷暑が続く。 風情感じられる昔の季節感などはもう望むべくもないのか、 などと沸騰気味の頭でぼんやり... 続きをみる
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5月9日(火)晴 退院して2837日 / 手術から2919日 五月病などとはまったく無縁の環境で とぼけた顔して日々呑気に過ごしているが、 それでも先のゴールデンウィークの後、 なんとなく憂鬱で気分が優れない、というか優れない気がする。 長年働いてきて、その頃の生体反応とかバイオリズムといったよう... 続きをみる
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4月28日(金)晴 退院して2826日 / 手術から2908日 遠く山々の緑が目に清々しくも美しい。 ふるさとの 山に向ひて 言うことなし ふるさとの山は ありがたきかな 啄木のこの歌が自然と思い起こされるのは、 いつもこの時期だ。 うっすらと霞む山々に時折目を遣りながら、 庭のヤマモモ... 続きをみる
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10月22日 (金)晴 退院して2274日 / 手術から2356日 昨今、「リターン・ライダー」なる言葉をよく聞くが、 かくいう自分もそのうちの1人だ。 なんと40年ぶりのリターン。 まだまだ250kgをもてあまし、 楽しみどころか、かえってプレッシャーになっている。... 続きをみる
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6月28日 (月) 曇 退院して2140日 / 手術から2222日 難しいことは分からないが、 iPS細胞から作られた神経細胞を脊髄損傷した患者に移植するという、 夢のような人類初の試みがなされるという。 これでその臨床研究がうまくいき、 損傷した神経が再生されて運動や感覚機能が改善されるなんて... 続きをみる
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5月29日 (土) 晴 退院して2110日 / 手術から2192日 みごとな梅雨晴れ。 今が五月雨の時であるということを疑いたくなるような快晴。 遠くうっすらと霞む山のやわらかい緑が目に優しい。 焚き火が恋しくて 海辺へソロキャンプへ行こうかどうしようかと、 朝目覚めてから昼近くまで散々迷い倒し... 続きをみる
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2月2日 (火) 晴時々曇 退院して1994日 / 手術から2076日 ここ何日か、ぽかぽかと日差しが暖かい。 豪雪に苦しむ地方の方々には申し訳ないくらい穏やかだ。 瀬戸内に生まれ育ち、そして今もそこに在ることを幸運に思う。 先々週末から取り組んでいるソロギターの曲が、 ようやく形になってきた。... 続きをみる
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10月23 日 (金) 雨後晴 退院して1890日 / 手術から1972日 ザコツシンケイツウが、 確実に悪化してきている。 今朝4時頃だったか、腰の鈍い痛みで目覚め、 とうてい寝られそうになかったので痛み止めを飲んだ。 仕事中も、足を引きずるようにして歩く。 車の乗り降りの際には、思わず顔をし... 続きをみる
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8月30日 (日) 晴後曇 退院して1836日 / 手術から1918日 夕刻前から空が急に黒い雲で覆われ始めた途端、 庭の植木がいっせいに風に揺らぎだす。 そして、遠雷。 夕立は5分も経たないうちに止み、 あれでは草木が可哀相だが、 熱を蓄えた地表は少しは冷やされようで、 開け放った南に向いた縁... 続きをみる
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6月16日 (火) 晴 退院して1761日 / 手術から1843日 3日連続の夏日。 今日はまだ湿気が少なくてしのぎやすいが、 昨日など当地方はこの時期に34度越えるし、 そして梅雨とはいえ、 突然スコールのように降ったり止んだりを繰り返すなど明らかにおかしい。 なにやら今夏の異常気象が予感され... 続きをみる
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4月30日 (木) 晴 退院して1714日 / 手術から1796日 庭でハナミズキの桃色の十字が風に揺れる。 シャラの黄緑色の葉が目にやさしい。 そして群れなして咲き乱れるジャスミンのむせ返りそうな香りはどうだ。 ここから目に見える範囲の小さな世界においては、 何もかもが穏やかで平和な時間が刻々... 続きをみる
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4月27日 (月) 晴 退院して1711日 / 手術から1793日 まだ終息の兆しは見えないのか。 こんな状況がいつまでも続いてたんじゃ、 医療も経済も教育も、 社会のあらゆるシステムが崩壊しちまう。 おぞましいことに、 偏見や差別に苦しむ人たちまでいるそうではないか。 ウィルスは人の心にまで忍... 続きをみる
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4月6日 (月) 晴 退院して1690日 / 手術から1772日 ついに踏み切るのか、緊急事態宣言。 連日コロナウィルスの報道が凄まじいが、 この先もずっとその話題が出るたびに、 志村さんのことを思わずにはいられないのだろうな。 けんさんと言えば、 今日ビートルズの好きなナンバー “... 続きをみる
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4月1日 (水) 雨 退院して1685日 / 手術から1767日 志村さんの追悼特別番組を見る。 笑いながら泣く。 泣きながら笑う。 おもしろうてやがて悲し、、、。 加藤茶さんからけんさんへの弔辞。 そして番組エンディングの Time To Say Goodbye に胸が苦しくなった... 続きをみる
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3月30日 (月) 曇一時雨 退院して1683日 / 手術から1765日 猛烈な喪失感のまっただ中にいる。 そしてその事実を冷静に受け入れられないでいる。 過去にも幾多の著名人の悲報に触れてきたが、 その死をこんなにも身近な悲しみとして捉えることはなかった。 彼が荒井注さんと入れ替わり活躍し始め... 続きをみる
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3月25日 (水) 晴 退院して1678日 / 手術から1760日 本日、退院して35回目の通院で、そして6回目のPET-CT 。 朝一の採血、PET-CT、そしてその検査結果を受けての午後からの診察と、 すべて異常なし。 ということで、とりあえずの5年寛解がすぐそこに見えてきた。 お仕事は、本... 続きをみる
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3月19日 (木) 晴 退院して1672日 / 手術から1754日 昨日に続き今日も日中の最高気温が20度近くまで上がる。 少し体を動かすとすぐにうっすらと汗ばむから、 上着を1枚脱がないといけない。 スギ花粉の飛散は収束しもうヒノキに移行したのか、 たまに目が少し痒くなるくらいで花粉症はもうほ... 続きをみる
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3月14日 (土) 曇後晴 退院して1667日 / 手術から1749日 &... 続きをみる
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3月10日 (火) 晴後曇 退院して1663日 / 手術から1745日 コロナウィルス、 イタリアなどではあっという間にパンデミックの様相を呈し始めているが、 今後日本ではいったいどうなるのだろう。 先日ニュースで、 客足が遠のいたことで廃業に追い込まれた老舗温泉旅館の 女将さんの涙する姿が痛々... 続きをみる
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12月8日(日)曇後晴 退院して1570日 / 手術から1652日 更新をさぼっているうちに月替わりし、 師走も半ばになってしまった。 朝の通勤時、車の外気温計が確実に7,8度を下回るようになり、 ようやく熱燗がうれしいほどに冷え込んできた。 昨年度あれほど嫌で嫌で気の重かった仕事も、 残すとこ... 続きをみる
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10月18日(金)曇午後から雨 退院して1519日 / 手術から1601 秋祭り三日目最終日。 午前中はどうにか持ちこたえたが、午後から冷たいものが落ち始めた。 祭り好きにはあまりにも残念なことだろう。 さて昨夜は、 祭りを楽しみに愛知から帰省している友人とふたりで外吞み。 彼は大手企業を退職し... 続きをみる
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10月14日(月)晴 退院して1515日 / 手術から1597日 涼しくなってきたとたんに、 昨日さっそく徳利とお猪口を買った。 砥部焼。 素朴で味わい深い。 これで熱燗飲んだらさぞ美味かろう。 葉っぱが色づくくらい冷え込んできたら登場願おう。 こんな小さなヨロコビさえも力に変えて、... 続きをみる
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10月12日(土)曇 退院して1513日 / 手術から1595日 甚大な被害が予想されるという。 15号被害から、まだ回復できていない地域も多くあるというのに。 それにしても我が瀬戸内地方の穏やかさはどうだ。 偉大なる四国山地がついたてとなり、 太平洋側からやってくる台... 続きをみる
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10月5日(土)晴 退院して1506日 / 手術から1588日 いつまでも続いていた日中の蒸し暑さが, 今日ようやく少し弛んだように感じた。 彼岸花の盛りもとうに過ぎ、 あと10日もすれば五穀豊穣を願う秋祭りだというのに いつまでもビールが美味しい陽気だなんて、 それはそれでうれしいのだけど、流... 続きをみる
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9月23日(月)晴後曇 退院して1494日 / 手術から1576日 岡山県玉島で、 牧師をされていた河野進さんの詩。 「のせる」 不満の手に どのように大きい恵みがのせられても 小さく 小さく見えましょう 感謝の手に どのように小さい恵... 続きをみる
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9月21日(土)曇 退院して1492日 / 手術から1574日 今日、 このやっかいな大病を得ていなければ、 とうていあり得ない出会いがあった。 共に舌がんステージⅣ。 お互いもっともっと話したいこと、 伝え合いたいことがあふれるほどにあったはずなのに その思いとは裏腹に、 うまく言葉となって出... 続きをみる
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8月29日(木)曇 退院して1469日 / 手術から1551日 九州北部で大変なことになっている。 毎年毎年、必ずどこかで繰り返される豪雨災害。 慣れてしまうことがいちばんこわいこと。 亜熱帯化した日本、災害はもうどこにでも起こり得るのだ。 4年前、4ヶ月近い入院生活の中で、 いまだに余韻を残す... 続きをみる
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8月2日(金)晴時々曇 退院して1442日 / 手術から1524日 毎朝どんよりと重い気持ちで洗面を終え、 進まぬまま朝食を口に運ぶ。 そしてよろよろと玄関上がり口に腰を下ろし 靴に足を入れるとき、 「さあ、今日もがんばるか」と、ようやく覚悟が決まる。 だが、それも長い人生の中で捉えれば、 あと... 続きをみる
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7月31日(水)晴後曇 退院して1440日 / 手術から1522日 梅雨明けして後、 連日夏本番の暑さになってきた。 が、本当の夏がまだ来ない。 智恵子は東京に空が無い、 と言い、そして ほんとの空が見たい、とも言った。 そして私も、 目のくらむような夏らしい青空と そこに浮かぶ綿のようなモクモ... 続きをみる
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7月28日(日)晴時々曇 退院して1437日 / 手術から1519日 夕方になり 自宅から歩いて数分の向日葵畑を見に行く。 スカッと晴れない。 太陽が雲に隠れているので、 望むように光線が回り込まない。 まだ蕾も多く、7分咲きといったところか。 今後のお天気に期待する。  ... 続きをみる
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7月26日(金)晴後曇 退院して1435日 / 手術から1517日 一昨日梅雨明けした。 だが気温だけがぐんと上がり、 待ち焦がれている青空は広がらず 雲間にわずかに小さく青色が覗かれる程度。 自宅近くの休耕地では、 人の背丈を遙かに越えた一千本ほどの向日葵が 順に鮮やかな黄色の大輪の花を咲かせ... 続きをみる
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7月21日(日)曇時々雨 退院して1430日 / 手術から1512日 今日も終日ぐずついたお天気。 お日様がまともに顔を見せない日が続く。 大好きな夏は、 目のくらむような青空とそこに浮かぶ真っ白い入道雲、 そして一日の終わりには みかん色の夕焼けがふさわしい。 きれいに焼けた夕空に、 遙か昔の... 続きをみる
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1月19日(土)快晴 退院して1247日 / 手術から1329日 みごとな快晴。 雲ひとつ浮かんでいない。 まるで暖冬を思わせるほどの陽気に 車のヒーターの温度を最低の18℃まで下げる。 朝からあまりに美しいお天気で、 なにやらいいことありそうな気がして ふらふらとカメラかついで車に乗り込んだ。... 続きをみる
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9月6日(木)晴 退院して1111日 / 手術から1193日 高い空一面に鰯雲が泳ぐ。 日中はまだ暑い日が続くが、 空はすっかり秋もようだ。 暗くなると 近くの自治会館から秋祭りに向けて、 太鼓を叩いて練習する音が聞こえるようになった。 我がいなかの秋祭りは10月中頃。 老いも若きも胸騒ぎ心躍る... 続きをみる
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5月19日(日)曇 退院して3169日 / 手術から3251日 昨日から左手人差し指に刺さったままのトゲが気になって、 何をするにも不快で不便な思いをしている。 今夜お風呂で散々ふやかしておいて、 安全カミソリで少しずつ皮膚を削って勝負しようと思う。 今のままじゃ痛くてギターもまともに弾けやしない... 続きをみる
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5月1日(水)雨 退院して3151日 / 手術から3233日 入院中の心身ともに苦しく絶望の淵にあった頃から、 ことあるごとに魂の支えとなり、 そして病むということを前向きにさせてくれた言葉がある。 玉島にある教会の牧師の詩。 今でも折に触れ、 自戒を込めて反芻する。 病まなければ 聞き得... 続きをみる
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4月24日(水)曇 退院して3144日 / 手術から3226日 今日、退院してから47回目のがんセンター通院日。 今日も行きの下道約50km、1時間10分の車中は、 これまで通り、験担ぎではないけれど「グレゴリオ聖歌」が厳かに流れる。 血液検査、上部内視鏡、頸部~胸部造影CTといった検査後、 歯科... 続きをみる
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4月8日(月)曇 退院して3168日 / 手術から3250日 光は日、陰は月。 光陰矢のごとしとはよく言うけれど、 まったくその通りだ。 今日はプー、5度目の命日。 いまだにともに過ごした日々のさまざまを、 思い起こさない日はない。 振り返ってみれば、 奴が我が家にいた10数年という年月が、 自分... 続きをみる
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12月31日(日)曇時々雨 退院して3069日 / 手術から3151日 暖かい年末だ。 連日日中の気温が15度前後だなんて、 やはり身震いするほどの寒さでないと、 大晦日という雰囲気が希薄だ。 術後8年半が過ぎた。 10月の検診で、 今後PET-CTの必要はないでしょうとの担当医の言葉。 再発転移... 続きをみる
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11月30日(木)曇 退院して3038日 / 手術から3120日 山中での観光施設の管理の仕事を始めて、はや半年が過ぎた。 北海道から沖縄まで、全国各地からいろんな方々がやってくる。 ただ、老境に差しかかった方々の一人旅は、 一様にどこかさびしげで愁いを帯びている。 それは自分が勝手にそう見ている... 続きをみる
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The sun also rises on you. : 1059
11月10日(金)雨 退院して3018日 / 手術から3100日 大病を得て4ヶ月にも及ぶ入院生活を過ごしたのは、 もう8年も前のことになってしまった。 当時の一喜一憂の場面が事あるごとに思い出されて、今となってはなにやら懐かしい。 先日、入院に関わる各種書類をまとめて放り込んでいるクリアファイル... 続きをみる
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11月4日(土)晴 退院して3012日 / 手術から3094日 11月だというのにまだ夏日だなんて いったいどうなっているのかねえ。 古来から慣れ親しまれてきた季節ごとの風情が、 年々希薄になっていく。 立春、春分、夏至、大暑、秋分、冬至、大寒、、、。 太陽に基づいた二十四節気も、 ここまで自然の... 続きをみる
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10月24日(水)晴 退院して3001日 / 手術から3083日 もう10月も終えようというのに、 日中戸外でぞごぞと動いているとすぐに汗ばんでしまう。 車に乗るにもエアコンが要る。 暖かいでなく暑い。 その影響か、山の木々の色づきが遅れ気味のようだ。 猛暑に大雨。そして想定外の災害。 年々自然体... 続きをみる
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10月10日(火)曇時々晴 退院して2987日 / 手術から3069日 神無月を迎えた途端すっかり秋めいて、 日差しの強さはまだ残るものの、空高く空気が爽やかだ。 朝晩はめっきりと肌寒く、夏布団の下にタオルケットを重ねる。 彼岸花が儚くもその短い開花の時を終え、 黄金色に色づいた稲穂がたわわに実り... 続きをみる
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7月3日(月)曇 退院して2888日 / 手術から2970日 心の原風景ともいうべき美しい情景を、 今年も目の前にしている。 今にも降り出しそうな曇天の下、 田舎に在ることのしあわせを覚えながら 畦道にまんじりと立つ。 水田を吹き渡る風に 田植えされてほどない苗と背後の竹林がいっせいに揺らめく。 ... 続きをみる
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6月26日(月)曇 退院して2881日 / 手術から2963日 2日経った今も やや放心気味。 土曜日、ひとり息子の結婚式が広島であった。 両家代表お礼のスピーチ。 「8年前に病を得まして、うまく話せません。どうかお許し下さい」 と最初にお断りしてから話し始める。 列席の方々の見守るような温かいま... 続きをみる
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6月13日(火)曇 退院して2868日 / 手術から2950日 いかにも梅雨らしい不順な天気が続いているが、 昨日今日のように雨降らず曇天で蒸し暑いだけの梅雨は、 陰気臭くて不快なだけでどうもいけない。 降り続く慈雨、時に梅雨寒。 田んぼを吹き渡る風に雨蛙の鳴き声。 雨に濡れる紫陽花。 そして遠雷... 続きをみる
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12月22日(木)曇一時晴 退院して2699日 / 手術から2781日 けうもまたこころの鉦を うち鳴らしうち鳴らしつつあくがれて行く &n... 続きをみる
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12月17日(土)雨 退院して2694日 / 手術から2776日 氷雨。 蕭々と降り続く冬の冷たい雨は、 身も心も芯から凍えるようで。 昨夜、 生前故人に親しくしていただいた者数人が集い、 「偲ぶ会」を開いた。 黙祷を捧げた後、 乾杯。 なんかこんなときに「乾杯」でいいのかと皆が疑問顔で、 乾杯の... 続きをみる
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11月24日(木)晴 退院して2671日 / 手術から2753日 南に向いた和室の畳に寝そべり、読書三昧。 縁側のレースのカーテン越しに、柔らかく心地よい日差しが射し込む。 ここ数年、小説はあまり読む気にならなくて、 もっぱらエッセーばかりを好んで読んでいる。 少し前に、同郷の若い女性が芥川賞を受... 続きをみる
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1月25日(火)曇後晴 退院して2369日 / 手術から2451日 感染拡大が止まる所を知らない。 我がいなか県も連日過去最多を記録し、今日も最多の360人超え。 爆発的な感染の一方で、圧倒的に重症化しにくいのは、 ウィルスがその終焉を迎えつつあるのだ、というような説もあるが、 イギリスではオミ... 続きをみる
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8月8日 (日)晴後曇 退院して2199日 / 手術から2281日 接近しつつある台風の影響か、 朝っぱらから気が滅入りそうなくらいの蒸し暑さだ。 ふと、海風に吹かれたらさぞ気持ちよかろうと思い立ち、 自宅から30キロほど離れたお気に入りの海岸へと車を走らせる。 キャンパー達がちらほらいるかも... 続きをみる
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4月8日 (木) 晴 退院して2059日 / 手術から2141日 2回目の命日。 何事においてもそうなのだけれど、 過ぎ去ってしまえば、 そこに至るまでの日々はとても短く感じられる。 いなくなってから今日までの730日、 奴のことを思わぬ日など一日としてなかった。 抱きしめたときのそのずっしりと... 続きをみる
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3月24日 (水) 晴 退院して2044日 / 手術から2126日 退院して40回目のがんセンター。 片道50キロをいつものようにあえて下道を行く。 車中には、これもいつものようにグレゴリオ聖歌。 道すがら目に映る菜の花や桜がきれいで、 これから腹を括って診察に臨もうとしていることを何度も忘れさ... 続きをみる
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1月14日 (木) 晴 退院して1975日 / 手術から2057日 久々に暖かい1日だった。 日中の気温は15度近くまで上がったようで、 思わず車の暖房を冷風に切り替えたほどだ。 真冬のこんな日を、冬日和(ふゆびより)と言うのだったか。 大病を患って後、不便で、情けなくて、 思わず不遇を嘆きたく... 続きをみる
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11月20日 (金) 曇時々晴 退院して1920日 / 手術から2002日 終日風強く、ときおり突風。 まるで春の嵐のよう。 赤や黄の枯れ葉が車道に舞い上がる。 コロナ禍の今後も気になるが、 まずは自身のザコツシンケイツウが問題だ。 今回2度目が発症して既にひと月半を超えた。 だが痛みのピークは... 続きをみる
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11月8日 (日) 晴 退院して1908日 / 手術から1990日 ザコツシンケイツウ、 依然として改善の兆し、まったくなし。 何が辛いといって、車の運転ほどつらいものはない。 15分から20分が限界。 運転が引き金となって痛みがピークに達すると、 車を降りてからもその痛みが当分続くから厄介だ。... 続きをみる
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11月2日 (月) 雨 退院して1900日 / 手術から1982日 終日雨。 赤く色づき始めたシャラの葉が、冷たい雨に濡れて揺れている。 別名は、ナツツバキだったか。 連日痛みにもだえる日々。 もうひと月以上になるはずだ。 だが、ここまで長期間絶え間なく痛みが続くと、 なんだかその状態が普通のよ... 続きをみる
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10月20日 (火) 晴 退院して1887日 / 手術から1969日 ザコツシンケイツウが痛む。 まだ前回左側の時ほどひどくないが、 悪化の一途をたどるばかりだ。 椅子に座るのが辛い。 特に車の運転がいけない。 5月に発症したときには、 近所の病院でけっこうな回数リハビリを受けたり、 整体へも1... 続きをみる
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10月18日 (日) 晴 退院して1885日 / 手術から1967日 今朝方の気温が、10度を切った。 だが夜中に目覚めたのは、 寒さのせいだけではなかった。 おぞましいことに、 あいつがまたやってきてしまった。 その兆しは1週間前から徐々に現れていたのだ。 ザ・コ・ツ・シ・ン・ケ・イ・ツ・ウ ... 続きをみる
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10月14日 (水) 晴 退院して1881日 / 手術から1963日 金木犀が本格的に匂いだした。 我が地方ではその甘い香りが漂いだすと、 老若男女が心待ちにし、狂喜乱舞する秋祭りが近いことを 皆が思う。 だが、今年ばかりは残念ながら、その非日常の3日間を楽しむことは出来ない。 仕方の無いことと... 続きをみる
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10月12日 (月) 晴時々曇 退院して1879日 / 手術から1961日 近所の田んぼでは、この数日で稲刈りのほとんどを終えた。 台風接近で少し早めの刈り入れだったか。 刈り入れの様子は、いつまでも飽くことなく眺めていられる。 収穫の喜びがこちらまで伝わってくるようで。 長閑そのもの。 匂い立... 続きをみる