語るべきこと : 777
1月22日(火)晴 退院して1250日 / 手術から1332日
今朝の朝日新聞教育欄に、
「がん教育」について書かれてあったので
大して興味も覚えぬままに目を通してみた。
文部科学省主導によるもので、
ちゃんと学習指導要領にも盛り込まれているのだそうだ。
そして文科省は、医療関係者やがん経験者ら
外部講師の活用を強く推奨しているとのこと。
やっぱりな、さすが文科省。
机上できれい事並べるだけ並べといて、
そのあとは自らの手を煩わせたり汚したりすることなく、
学校現場や関係方面へ丸投げのお得意パターンだ。
そのやり方や目的についてはさておき記事を読んで思ったことは、
もし自分が講師なら、「なにを語るか」ということだ。
果たして自分に「がん」になったからといって、語るべき何かがあるのか?
命にかかわる大病を得て、
「自他の命の大切さを学んだ」なんて陳腐なことは言いたくないが、
文科省としてはそういうことを子どもに学ばせたいのだろう。
学んだかどうだかはよく分からんけれど、
小指の爪先ほどの周囲への感謝は身に付いたかもしれない。
だがそれさえも、のど元過ぎれば、、、。
アルコール漬けのふやけた頭では、
どうも語るべき大事なことが思い浮かびません。
残念です。
まあ、私のような者には、
講師招へいはないでしょうけれどもね。