tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

術後のある光景 : 344

6月6日(火)   晴  退院して653日 / 手術から735日


2度目の手術から10日あまり過ぎた頃。
ようやく本でも読もうかという気になり、
入院中に読もうと準備していた文庫本を手に取る。


だが、
その文庫本を顔の上で30秒と支えられない。
首から肩に至る広範囲が、
尋常でない強ばりと突っ張り感。
おまけに何かの影響で目の焦点が合わない。


文庫本が重くて
読書ができない、、、、。



そこでどうしたか?


                  


写真の通りである。


あろうことか、本のおよそ真ん中あたりの頁で
真っ二つに引き裂くという暴挙に出た。


思えば
精神がまだ完全に正常ではなかったかもしれない。


  


仰向けの姿勢でその本を顔の前にして読んでいると、
それを見た若い看護士さんが、
「その本どうしたのですか?」
と聞かれたことを思い出す。



その本は
池波正太郎さんの名著。
「食卓の情景」


口から食べられなくなるであろうことを思っての選択であったか、、、。
  
当時の心境を思うと、
我ながら哀れというか不憫だ。



術後のある光景。

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