tongue twister のブログ

2015年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

どうせなら、、、 : 738

10月30日(火)晴  退院して1166日 / 手術から1248日


なんかスコーンと
視界の大きく開けるようないいことないかねえ。


人生このまま尻すぼみ、
なんてことは想像したくもない。



啄木は
 新しき明日の来るを信ずといふ
 自分の言葉に
 嘘はなけれど
と歌ったが、
どういう明日を期待し夢見ていたのだろうか。


  


明日こそはいいことあるかもしれないし、
ないかもしれない。
どちらかわからないのなら、
“ある”方にかけてみたくなるではないか。



根暗な自分なりの
Positive Thinking.


                    

懐かしのスカイライン : 737

10月27日(土)晴  退院して1163日 / 手術から1245日


わがふるさとが誇る霊峰、石鎚山の紅葉を見に行く。


国道から山中に分け入り、
石鎚スカイラインという無料の道をくねくねと1時間余り走ると、
唐突な感じで霊峰が木々の間から厳かな姿を頭上に現す。
2千メートルに達そうかという高山なので
石鎚山そのものの紅葉はまだこれからだが、
途中のスカイライン沿いでは見事な紅葉を満喫することができた。



30年ぶりのこの場所、
その当時のことなどを断片的に思い出しながらハンドルを握る。
その時は、若くして逝った友もいっしょだったはずだ。
ひたすらなつかしい。
そして悪い癖で、ついついさびしくもなる。



紅葉もすばらしかったけれど、
遠く高知方面の山の連なりがどこまでも見晴らせるスケールの大きい景色が、
四国のものとは思えないくらいのもので、
心が震えるくらいに感動した。



くだらんことでくよくよ悩んでいてはダメだよと。
瑣末なことは忘れなさいとも。
そんな気持ちにさせてくれるほどのものでした。



走行距離170キロ。
山中のくねくね道がほとんどだったので、
プーも疲れました。


   


しんどかったね。
でも、できるだけいっしよにいたいから。

適性 : 736

10月26日(金)晴曇  退院して1162日 / 手術から1244日


嫌々働いていると、
金曜までが長くてつらい。



今年度で退職をするとすれば
実働日数は既に100日を切っているはずだ。
だが、
えっ、たった100日しかない! なんて気持ちは小指の爪の先ほどもなくて、
ただただ「まだ100日もあるのかよ」という思いしかない。


大病をきっかけに今の仕事がこんなにもしんどくなったのだけれど、
よくよく考えてみれば、
元々この仕事に少しも向いていなかったのではないか・・・。


それを思うと、
よくもまあ途中で辞めずにここまで続いたものよと、
自分を褒めてみたくもなる。



でも、とりあえず今はそんな辛気くさいこたあどうでもええ。
心から待ち焦がれ、愛して止まない金曜の夜なのだから。
嗚呼、焼酎のロックがうまい。


 

                          プー、9年前4歳頃