11月11日（土)    晴　退院して812日 / 手術から894日

昨晩、というか今朝方床に就いたのが3時。
最近はずっと、
布団に入ったらすぐに意識を失うくらい寝付きがいいのに、
そんなに遅くまで起きていたのは久し振りだ。

ああ、そう言えば、
手術して1週間目ぐらいの頃から夜まったく眠れなくなって、
いろんな眠剤を処方してもらってもまだ眠れない。
3時、4時くらいになってようやくウトウトし始めるなんていう、
つらい日々が3週間ほど続いたな。
術後で体が本当につらいのに頭が覚醒して眠れない、
というのは想像以上に精神的にきつかった。

今日は昼過ぎに
キタムラとケーズ電器へカメラを見に行き、
さんざんいじり倒してきた。
それにしても新しいカメラが欲しい。

夕方自宅から歩いてほんの30秒ほどの
見晴らしのいいところへ
写真を撮りに行った。
             
今日も相棒の一眼レフは機嫌が悪い。
露出が狂ったように暴れ、とんでもない絵になるのをなだめながら。

夕焼けはいいな。
いつもきれいだ。

だけど、
いつもしんみりとさびしい。

11月10日（金)    晴　退院して811日 / 手術から893日

啄木の
『一握の砂』に

　　こころよく
　　我にはたらく仕事あれ
　　それを仕遂げて死なむと思ふ

という歌があるけれど、
自分の望み通りの仕事に就けている人なんてそういないと思う。

ただ、自分に与えられたところで、
自分なりにやり甲斐や達成感を得ようと
がんばれるれるかどうかが大切なんだと思う。

目標もなく不平不満だらけでは、
仕事は苦痛以外の何者でもない。

もうひとふんばりしないとな。

このまま終わったんじゃ、
自分に納得できないから。

こんなんじゃ、なかったはず。

11月9日（木)    晴　退院して810日 / 手術から892日

まともにおしゃべりできないこんな自分に、
いくつかの配慮とともに
働く場が与えられていることを
本当にありがたいと思っている。

だが、
気持ちがついていかない。
体力的にはまったく不安はないが、
気持ちが上がらない。
攻めの気持ちになれない。

一日千秋の思いで毎日をやり過ごし、
やっとやっとの週末に
息を吹き返すことの繰り返し。
こんなことでは同僚に申し訳ない。

こんなことなかったのに、、、。
大病して大きく変わってしまったな。

日々辞めたいと考える。
辞めて農業でもできないかとよく思う。

退職まで
あと２年半。

気持ちがそこまでもつか。