tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

秋の夜長は自己嫌悪 : 478

11月17日(金)    晴曇 退院して818日 / 手術から900日  


昨日に続き
今日も自己嫌悪。



  こころよく
  
  人を讃めてみたくなりにけり
  
  利己の心に倦むめるさびしさ



そしてまたも啄木。


若いときから
石川啄木の歌に深く共感を覚えてきた。
生活態度は
彼ほどでたらめではないけれど、
気質的な部分では類似する部分が多いと感じている。


 
ことさら自身を優先するというのでもないけれど、
人や物事を斜めからばかり見てないで
真正面から見据え、
たまには素直に褒めてみたいじゃないか。


そんなこんなの
自己反省の秋の夜長。


ああ
焼酎のお湯割りが
しみじみと美味い。

悲しきは、、、 : 477

11月16日(木)    晴 退院して817日 / 手術から899日        


啄木は



  かなしきは
 
  飽くなき利己の一念を


  持てあましたる男にありけり 



と歌ったが、
あと数年で赤いちゃんちゃんこを着ようかというこの歳になっても、
情けないが相変わらず自分を優先してしまう。


大病して
運よく命拾いし、
多少は謙虚になって
人に感謝することも覚えたはずではなかったか、、、。



三つ子の魂百まで


のど元過ぎればなんとか


といった言葉が脳裏をかすめる。



ああ、
こんな自分とは、、、。

My sad favorite : 476

11月15日(水)    晴 退院して816日 / 手術から898日               


琴線に触れる歌。


先に逝ったいとしい人、
いつも癒してくれたワンやニャンを思うと


涙なしには聴けない。


 



その悲しみがいつまでも癒えることなく
胸が張り裂けるほどつらくても


結局
残酷な時の波に押し流されて
前向いて歩んでいくしかないのですね。